イベントレポート
CEATEC 2026
J:COM、Wi-Fi 8の実証実験の成果を公開。AIによる次世代ネットワーク運用などR&Dセンターの取り組みも紹介
2026年10月15日 06:30
JCOM株式会社は、10月13日~16日に幕張メッセで開催されている「CEATEC 2026」において、Wi-Fi 8実証実験の成果やAIによる次世代ネットワーク運用など、新設した「R&Dセンター」の取り組みを紹介する展示を行っている。
同社は2026年4月、中長期的な研究・技術開発を行う「R&Dセンター」を設立した。現在、同センターでは、事業者インフラ向けに「ネットワーク運用の高度化」「ロボティクスによる運用省人化」、一般の利用者向けに「Wi-Fi 8実証実験」「センシング技術の活用」といったテーマで、研究・技術開発を行っている。
「Wi-Fi 8」で高速・快適なデータ転送を実現
同センターの設立発表に合わせて、同社は宅内Wi-Fi環境における通信品質向上の可能性を検証することを目的に、Wi-Fi 8の実証実験を2026年6月より実施すると発表していた。MediaTekと協力して行われ、都内の一軒家を借りて、通信帯域を効率化する機能の効果を検証するもの。
ブースでは検証結果として、多接続環境下で通信帯域を無駄なく同時に利用する機能の「DSO」(Dynamic Sub-band Operation)と、電波干渉下でノイズがある通信帯域を避ける機能の「NPCA」(Non-Primary Channel Access)についての、展示および解説が行われている。
宅内を想定した環境で行った実験の一部として、同一通信周波数に対して意図的に干渉波を発生させた環境で、約1GBの動画ファイルをダウンロードした際の転送速度を比較する映像が公開されていた。映像では、Wi-Fi 6Eでは約32秒、Wi-Fi 7では約22秒かかっていたダウンロードが、Wi-Fi 8では約16秒で完了する様子がわかる。




