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石造文化財を表すための地図アイコンセット「長慶(Chokei)」、GitHubでオープンデータとして公開

如来・明王・菩薩・地蔵・馬頭観音・如意輪観音など全30種

「長慶(Chokei)」のアイコン一覧

 任意団体のCode for Historyは、石造文化財のアイコンセット「長慶(Chokei)」をウェブ制作事務所のT.N.K.Japanと共同で制作し、11月11日にオープンデータとしてGitHubで公開した。

 長慶は、「如来」「明王」「菩薩」「地蔵」などの種類別に、ウェブサイト上のマップやアプリ、地理情報システム(GIS)で表示できるアイコンセット。ほかにも「馬頭観音」「如意輪観音」など全30種類を用意しており、いずれの種類にも該当しないものを示す「石造物」や、新規地物を示す「新規」、「要アクション」「喪失」などを表すアイコンもそろえている。

 クリエイティブ・コモンズ(表示4.0国際)ライセンスでの公開で、利用条件を満たせば個人・法人を問わず無償で活用・改変できる。また、アイコンセットの種別やバリエーションの拡張についても、コストを負担して、その成果をオープンデータとして公開する条件で、GitHubでの「Issue」を通して受け付ける。

 マップ上にアイコンを表示できる既存サービスの場合、石造物の種類が不足していたり、オープンデータではなかったりするといったデメリットがあったという。長慶は、石造物に特化したオープンデータとして提供するため、自由に利用可能で、拡張も自由に行える点が特徴となっている。

石造物を表すアイコンとして利用可能

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