スッキリ分かるWi-Fiルーター(ASUS編)

第12回

スマホをQRコードでWi-Fiルーターにつなごう 読み取り~初回設定まで(ASUS「RT-AC59U」編)

 スマホをフルに活用したいなら、自宅ネット回線とWi-Fiは必須と言える。そこで、本連載では「スマホにちょうどいいWi-Fiルーター」としてASUS「RT-AC59U」を選定し、その活用例を紹介している。第2回は「QRコードでの初期設定」だ。

 なお、RT-AC59Uのスペックは前回を参照のこと。

ASUSの「RT-AC59U」。購入しやすい価格帯ながら、複数人の家族が同時にネットを楽しむのに適した機能を備えている(Wi-Fi 5(11ac)、MU-MIMO、ビームフォーミングなど)。大きなアンテナと高速なCPUも特徴

まずWi-Fiルーターをネット回線につなぐときはLANケーブルに注意

 今回は、スマホを最初にWi-Fiルーターにつないでみる方法を確認していく。その前にまず、Wi-Fiルーターをインターネット回線につないでおこう。本体のWANポートとインターネット回線のモデムをLANケーブルで接続しておく。

 この回線との接続には、ルーターに付属するLANケーブルを使うのがポイントの1つだ。ギガビットLANではCAT5e以上(CAT6でもOK)のケーブルが必須だが、その辺りにある適当なLANケーブルを使っていると、間違えてCAT5で接続してしまうことがある。

 ケーブルの違いはパッと見では分かりにくく、CAT5でも繋がる分には繋がってしまうので、さらにややこしい。使い続けていてどうも速度が出ないと、詳しく調べ始めて発覚することもある。もちろん、きちんと把握できているなら、自前のケーブルを追加してもOKだ。とにかく回線と接続するLANケーブルは、しっかりチェックして繋げるようにしよう。

RT-AC59Uの背面。Wi-Fiルーターとインターネット回線を青のWANポートで接続する。黄色は有線LANを接続する。もちろんすべてギガビット対応

QRコードでルーターの初期SSIDに接続できれば便利

 Wi-Fiルーターを自宅で使うには、インターネット回線に繋げて、Wi-Fiが利用できるように最初の設定をする作業をしなくてはならない。これ自体はそれほど難しいコトではないはずだが、該当する初期設定のSSIDを選んで、暗号化キーを入力するのは、初めての人にはちょっと分かりにくいかもしれない。

 この暗号化キーの入力を簡単にするために、この製品は初回アクセス用のQRコードが本体の底面に貼られている。これをスマホで読み取って接続しよう。

本体を裏返すと貼り付けてあるQRコードからのアクセスは、その下に記された初期SSIDと暗号化キーをスマホのWi-Fi設定に入力してアクセスするのと同じことだ

 おっと、チョットその前に。RT-AC59Uの設定には、スマホ向けの「ASUS Router」アプリを使うので、あらかじめダウンロードしておこう。iOS版のアプリは250MB程度あるので、どこかでフリーWi-Fiなどを活用して落としておくのがオススメだ。一方、Android版は35MB程度なので、さほど気にしなくていいだろう。

 もし、設定をPCで行えるなら、背面の黄色のLANポートとPCをLANケーブルでつないで設定するのがベスト。設定の反映後に再接続する手間が省けるのでオススメだ。ただ、PCの場合には、設定にウェブブラウザーを使うので、以降の画面とは異なる。

QRコードの読み取りは、iOSならカメラアプリ、Androidは「Googleレンズ」アプリが手っ取り早い

 QRコードの読み取りは、iOS 11以降なら標準のカメラアプリ、Androidは「Googleレンズ」を利用するのが手っ取り早い。Googleレンズは「Googleアシスタント」から起動できるほか、単体アプリとしても提供されている。

 Googleレンズ以外のQRコードを使った方法は、連載『自宅Wi-Fiの“わからない”をスッキリ!』の第23回で実践しているので、参考にして欲しい。

 スマホの内蔵カメラでQRコードを読み取ってWi-Fiへアクセスする手法は、この後、本番運用に向けてWi-Fiの設定を行った後にも活用できる。簡単なので、ぜひ使えるようにしておこう。

iPhoneやiPadでは、標準のカメラアプリでQRコードを表示させると、ネットワークに接続する通知が表示されるのでタップする
念のため、設定画面でWi-Fiに接続されているかを確認すれば確実だ
Androidでは「Googleレンズ」アプリを活用。Googleアシスタントを起動し、下段にあるマイク左のアイコンをタップ
QRコードが四角く感知されたら、該当する部分をタップする
[ネットワークに接続]をタップ
こちらも設定でWi-Fiへの接続を確認しておこう

「ASUS Router」アプリでWi-FIルーターを設定しようまずは初回アクセス用ID・パスワードを変更

 QRコードを読み取ってWi-Fiルーターの初期SSIDへ接続できたら、ASUS Routerアプリを起動してWi-Fiルーターを探す。ルーターの設定に必要な初期IDとパスワードはいずれも「admin」だが、これは初回アクセス時に変更しておこう。これはWi-Fiの接続に使う暗号化キーとは別のものなので、どこかにメモを残しておこう。

初期SSIDでWi-Fiに接続できたら、「ASUS Router」アプリを起動。すると自動的にWi-Fiルーターを検索する
Wi-Fiルーターが見つかったら、タップして設定を進める
初回アクセス用のIDとパスワードはいずれも「admin」なので、変更しておこう
ルーター管理画面へアクセスするためのIDとパスワードは、初回アクセス時にオリジナルのものへと変更が促される

 設定画面へ最初にアクセスするときには、途中でリモート接続を有効にするかを選ぶ画面が表示される。インターネットを経由して、外部から自宅のネットワークへアクセスするかどうかを決める設定だ。後からでも必要に応じて設定を変更できるので、ひとまず「キャンセル」を選んで設定を進めておこう。何に使うかよく分からずにリモート接続を可能にしてしまうと、セキュリティー面でリスクとなるので注意したい。

 なお、アプリでは気にすることはないが、PCなどからウェブブラウザ-でルーターの管理画面を表示するには、ルーターの初期IPアドレス「192.168.50.1」にアクセスする。

初回のアクセス時にリモート接続を有効にする画面が表示されるが、よく分からなければ「キャンセル」を選び、後から設定しよう
ASUS Routerのホーム画面にアクセスできた。Wi-Fiルーターの初期IPアドレスは「192.168.50.1」であることが分かる

 これで初期SSIDのWi-FiにてWi-Fiルーターに接続できたことになるが、このままの状態で使い続けてはいけない。次回は、Wi-Fiの設定を自分専用に書き換えるように設定していく。

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(協力:ASUS JAPAN株式会社)

村上 俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、ウェブ媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。