スマートホーム用デバイスが一堂に会する「ACCEL-LAB」の展示、一般家庭向けから店舗・オフィス向けまで

「ACCEL-LAB」のブース

　10月16日～19日に幕張メッセで開催されている「CEATEC JAPAN 2018」では、スマートホームを実現するさまざまな企業のソリューションが展示されているが、一般家庭から事業者まで幅広く対応する仕組みを提案していたのがACCEL-LAB（株式会社アクセルラボ）。多数のスマートホーム向けデバイスを用意し、家電の遠隔操作だけでなく、AIを利用した家電操作の自動化も可能にしている。

一般家庭向けスマートホームシステム「alyssa.」のデバイス群

　ACCEL-LABが提供しているソリューションは3つ。1つ目は、一般家庭向けの「alyssa.」で、照明、スイッチ、赤外線リモコンユニットなどを統合制御し、スマートフォンを使って遠隔から操作できる仕組みとしている。複数機器を一括で操作することも可能。ブースでは、遠隔のモデルルームを映像監視しながら、手元のiPhoneを操作することで、遠隔の照明やエアコンのオン／オフが切り替わる様子を見ることができる。

遠くにあるモデルルームに定点カメラを設置。ブースでアプリを操作すると、わずかなタイムラグで遠隔の照明やエアコンのオン／オフが切り替わる様を体験できる

　2つ目は、AI技術を活用したマンション向けのスマートホームシステム「CASPAR」。ユーザーが音声操作で家電を操作できる仕組みになっているだけでなく、壁に埋め込まれたセンサーにより室温、照度などを監視しており、それらの変化とユーザーの家電操作を学習。朝起きたときにAIが判断して自動で家電を操作し、ユーザーが好むだろう最適な室内環境にセットする、といったことも実現できるという。

マンション向けのAIスマートホームシステム「CASPAR」のセンサー

　3つ目は、店舗やオフィス向けのセキュリティシステム「ALARM.COM」。監視カメラの映像を解析することで、侵入検知やドアの遠隔ロック、温度センサーを活用した空調の自動・遠隔制御などが可能になっている。ブースにはこれら3つのソリューションに対応するあらゆるスマートデバイスが並んでおり、いくつかは実際にその動きを体感できる展示内容となっている。

店舗・オフィス向けセキュリティシステム「ALARM.COM」のデバイス群