イベントレポート
CEATEC JAPAN 2018
「MUFGコイン」で日々の生活でのマイクロペイメント実現、「低コストな決済の世界」をアピール
2018年10月16日 07:15
「CEATEC JAPAN 2018」の三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のブースでは、少し前に発表されて話題になっていた「MUFGコイン」の関連展示が多数行われている。MUFGコインは、ブロックチェーン技術を使って送金や決済を可能にする「デジタル通貨」という位置付けで、分散処理で安全性を高めつつ、コスト削減やスケーラビリティ、処理速度の面で既存の金融インフラとは異なる新しいプラットフォームを提案する。メリットはいくつかあるが、その最たるものは「マイクロペイメント」への応用で、既存の決済ネットワークでは数円から数十円程度といわれる処理コストを大幅に低減し、例えば1円やそれ未満の金額であっても最小限のコストで送金を可能にする。
昨年のCEATEC JAPAN 2017では自動販売機を使ったデモストレーションが行われていたが、今回はハッカソンでの優秀作品5点を並べてのMUFGコインを使った人気投票のほか、IoT機器を使ってのマイクロペイメントのデモストレーションなど、より「低コストな決済の世界」をアピールするものになっている。
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