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本誌記事で振り返る「ライブドア事件」

 2006年の大きな話題となった「ライブドア事件」。1月にライブドアに対して証券取引法違反の疑いで東京地検特捜部の家宅捜索が入り、堀江貴文前社長らが逮捕された。ライブドアは平松庚三氏を新たな社長とし、USENと業務提携するなど再建を進めている。ここでは、本誌で2006年に取り上げたライブドア関連の記事97本をまとめた(12月28日に関連記事2本を追加)。

 2005年以前の記事については、「本誌記事で振り返る、ライブドア事業拡大の歴史[前編]」「本誌記事で振り返る、ライブドア事業拡大の歴史[後編]」としてまとめているので、そちらをご覧ください。



● ライブドア事件で始まった2006年

堀江貴文元社長

 2006年1月16日、ライブドアに対して東京地検特捜部と証券取引等監視委員会が家宅捜索に入った。インターネットサービス事業のかたわら、プロ野球への新規参入表明、ニッポン放送の買収、堀江貴文社長(当時)の衆院選への出馬と、話題を提供し続けてきたライブドアに捜査の手が入ったことで、テレビや新聞なども連日「ライブドア事件」報道一色となった。

 1月23日には堀江元社長ら当時のライブドア幹部が逮捕され、証券取引法違反の罪などで起訴。堀江被告の初公判は9月4日に行なわれ、検察側の起訴状朗読に対し「犯罪を行なったことはございません。起訴されたことを心外に思っている」と述べた。堀江被告の公判は現在も続いており、12月22日には論告求刑公判が開かれる予定となっている。



● 株式市場にも“ライブドアショック”、一時全株式の売買停止も

 ライブドアに捜査が入った翌日から、東京証券取引所ではマザーズ市場に上場していたライブドア株の売り注文が殺到。この“ライブドアショック”により売買取引の処理件数が限界に達したとして、一時東証の全株式の売買取引を停止するという異例の事態も起こった。ライブドア株は4月13日に上場廃止となり、1株94円で東証マザーズにおける取引を終了した。



● 平松庚三氏を新社長に再建を進める

会見で一連の騒動を謝罪するライブドアの新経営陣(2006年1月24日の記事より)

 堀江元社長ら幹部の逮捕により、ライブドアでは経営陣を刷新。ライブドアが2004年に買収した株式会社弥生の社長だった平松庚三氏を新たな社長とし、社内体制の見直しや事業の整理・統合を進めた。



● M&Aで取得した子会社・事業の売却も進む

 ライブドアは、企業を買収することで事業の拡大を図ってきた。事件後、子会社化された企業がライブドアグループからの離脱を求める声が相次ぎ、ライブドアもポータル事業に注力していく方針を固めたことから、カーチス(旧ライブドアオート)や金融事業などの売却、予定していた事業提携の中止などを進めていった。



● USEN宇野社長がライブドア株を取得し業務提携

USEN代表取締役社長の宇野康秀氏(2006年3月16日の記事より)

 ニッポン放送の買収をめぐりフジテレビが取得していたライブドア株を、USENの宇野康秀社長が買収。USENとライブドアの業務提携が発表された。これまでに、USENとライブドアでは、法人向けVoIPソリューション、livedoorとGyaOのユーザーID連携、ポータルサービス提供などの提携が進められている。



● ポータルサイト「livedoor」を中心に新サービスも数多く発表

リニューアルした「livedoor」のトップページ(2006年7月3日の記事より)

 事件後、ライブドアはポータル事業を中心としていく方針となり、ポータルサイト「livedoor」のリニューアルや、Web型のRSSリーダー「livedoor Reader」など多くの新サービスをリリースした。好調のブログサービスについては、2007年には新サービス「PRAC(コードネーム)」の登場も予定しているという。



● 2006年の話題を集めたライブドア、事業再編など再建は続く

 1月の家宅捜索から始まったライブドア事件は、検索キーワードの年間ランキングでも上位にランクインするなど、2006年の大きな話題となった。再建を進めるライブドアは、経営的には赤字決算が続いているが、広告収入などは回復してきており、引き続きポータルサイト「livedoor」を中心に再編を進め、経営改革を行なうとしている。

(2006/12/19)

[編集部]


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