イベントレポート
CEATEC 2019
20周年を迎える「CEATEC 2019」、初めて用意された「学生交流ラウンジ」
2019年10月17日 15:32
今年で開催20周年を迎えるCEATEC 2019が10月15日から千葉市美浜区の幕張メッセで開催された。
本稿では、学生向けに今回初めて用意された「CEATEC Student Lounge(学生交流ラウンジ)」の様子をお届けする。
学生交流ラウンジに込められた思いとは
この学生交流ラウンジは「理工系の学生だけでなく、文系の学生にも来場してほしい」という思いから学生向けに用意されたもの。
学生が集まる場を提供するとともに、企業のトップに学生向けにスピーチをしてもらう、というコンセプトで、「社会を変えるトリガーになるAIやIoTなどの新たなテクノロジーに触れてもらう機会になってほしい」と意図があるという。
同スペースでは、毎日、様々な講演やセッションが用意されているが、初日の学生交流ラウンジ内のオープンステージでは「これからの社会をデザインしたい次世代の若者たちへ」という題し、金沢大学長の山崎光悦氏、衆議院議員の山際大志郎氏の対談が行われた。進行はインプレスDIGITAL X編集長の志度 昌宏。
両氏が語る内容は、まさに学生に向けたもの。山崎氏はグローバル人材を育てる取り組みなどについて述べ、「失敗こそが人生の財産であり、最後には成功をつかんでほしい」ということを、山際氏はいかにグローバル人材が必要かを述べ、次世代のリーダーに期待をしているということを話している。
ステージ前に集まっていたのも学生らしき姿が多く、高校生らしき制服の学生も。いずれも話を熱心に聞いている様子だった。
学生交流ラウンジ内のエリアは5つ
なお、学生交流ラウンジは大きく分けて5つのエリアに分かれており、用途に合わせて使い分ける、というコンセプト。
具体的には、さきほどの「オープンステージ」と、待ち合わせなどに使える「ミーティングスポット」、企業の人との会話ができる「ミートアップエリア」、出展各社のポスター展示がある「ディスプレイエリア」、ドリンクやアイスクリームもある「カフェ」。こうしたコンセプトが気になる人はひとまず行ってみるといいだろう。
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