イベントレポート

CEATEC 2019

YKK AP、家の窓やドアをスマート化! 戸締まり安心サービス「ミモット」をCEATECでデモ

「CEATEC 2019」のYKK APブース。今回がCEATEC初出展となった

 窓やドアの戸締まり情報をスマートフォンに知らせてくれる戸締まり安心サービス「ミモット」を4月に提供開始したYKK AP株式会社が「CEATEC 2019」に初出展した。

 ミモットは同社が提供する電気錠が施錠された場合、もしくはユーザーのスマートフォンの位置情報(GPS情報)でお出かけしたと判断された場合に、窓やドアの戸締まり情報を確認し、戸締まりしていない箇所がある場合はお知らせしてくれるというもの。

 展示会場では実際にドアや窓を開け閉めした場合に、スマートフォンアプリでどのように確認できるかをデモしていた。それに加えて、外出先からでも遠隔操作で開閉ができる「リモコンシャッター」、扉を自由な角度で保持できる勝手口ドアなども参考出展していた。

 そのほか、電気錠のスマートロック化や、スマートスピーカーのAmazon Echoシリーズと連携した音声によるドアやリモコンシャッターの開閉、グラモ社の家電リモコン「iRemocon」などを利用した住宅ネットワークとの連携なども近いうちに実現する機能・サービスとして展示していた。

戸締まり安心サービス「ミモット」の構成。Wi-Fiルーターなどに受信機を接続し、窓用センサーからの信号をスマートフォンアプリに送信する仕組みとなっている。YKK APが提供する電気錠の開閉と連携してスマートフォンにお知らせする機能も備えている
窓用センサーは「クレセント」と呼ばれる窓用のカギを動かすと自動的に発電し、開閉情報を受信機に送信する仕組みになっている
窓用センサーは「クレセント」と呼ばれるカギを交換するかたちだが、ネジを取り外して付け替えるだけなので、誰でも取り付けができる
「ミモット」のデモ展示
スマートフォンアプリの画面。こちらは玄関ドア、窓が施錠されている状態
玄関ドアを施錠したときに窓が開きっぱなしの場合、このようにスマートフォンに通知され、アプリの画面にも一目で開いていると分かる状態で表示される
リモコンなどで開閉できる「リモコンシャッター」。10月14日のメディアデイではデモの用意がされていなかったが、一般公開日にはスマートスピーカーによる開閉でも行われるとのことだった
「ミモット」のサービスが進化した姿も参考展示。今後はスマートスピーカーのAmazon Echoシリーズとも連携できるようになる
住宅設備をスマートフォンなどでコントロールできるグラモ社の「iRemocon」と連携することで、今後はYKK APの従来の電気錠(一部モデルを除く)も含めてスマートフォンでコントロールできるようになるという
「ミモット」で従来タイプの電気錠を利用する場合、インターフェースユニットをミモット対応タイプに交換する必要がある。これに交換すると、今後、iRemoconと連携した場合にはスマートロックとして利用できるようになるとのことだ

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