2010年のインターネット120大ニュース[4月~6月]
INTERNET Watchで2010年に掲載したニュース記事の中から、アクセス数をもとに月ごとの10大ニュースを選出し、今年を代表する合計120本の記事を4回に分けて紹介する。2回目は、4月から6月までのニュース。
●4月:ゼロデイ脆弱性を修正した「JRE 6 Update 20」公開
1位になったのは、「Java SE Runtime Environment(JRE)」の最新版となる「JRE 6 Update 20」(バージョン1.6.0_20)をOracleが公開したことを伝える記事。MicrosoftのセキュリティパッチやAdobe製品の脆弱性についての記事がランキングに入るのはよくあるが、JREがトップになったのは珍しい。今回は、特別な細工を施されたウェブページを閲覧しただけで、ウイルスなどを実行させられる恐れのある新たな脆弱性が見つかっていたことが背景にある。これを悪用した攻撃も確認されているとして、セキュリティベンダーなどが警戒を呼びかけていたことで注目が高まっていたようだ。
●5月:iPad対応の定額制コンテンツ配信サービス「ビューン」が発表されるが……
ソフトバンクグループの株式会社ビューンが5月末、iPad/iPhone/iPod touchおよびソフトバンク携帯電話向けに、新聞や雑誌などのコンテンツが月額定額料金で閲覧できるサービス「ビューン」を6月1日に開始すると発表。大きな注目を集めるが、それが災いした。予想以上のアクセスが集中、コンテンツを閲覧しにくい状況が続き、開始初日にサービスを一時停止。システム増強などを行い、正式再開までに時間を要することになった。
●6月:iOS 4搭載、高密度液晶ディスプレイで厚さ9.3mmの「iPhone 4」発売
Appleが6月7日、iPhoneの新バージョン「iPhone 4」を発表、6月24日に米国、日本、英国、フランス、ドイツで発売した。デザインを一新して厚さが9.3mmとなり、網膜の限界を超えるという高密度液晶ディスプレイを搭載。OSには、マルチタスク対応の「iOS 4」が採用された。
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2010/12/22 06:00
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