イベントレポート

CEATEC 2019

CEATECに20年連続出展したのは19社・団体、表彰式が開催

 「CEATEC 2019」初日の15日10時からオープニングセレモニーが行われ、CEATEC実施協議会の遠藤信博会長(=NEC会長)があいさつ。20年目の節目にあわせて、20回連続で出展した企業・団体を表彰した。

「CEATEC」20回連続出展で表彰された19社・団体の代表
オープニングセレモニーであいさつする遠藤会長

 遠藤会長は、「CEATECは、今年で20回目の開催を迎える。20年の間に『家電の見本市』から『CPS/IoT総合展』へと舵を切り、大きく変化してきた。その間も、継続して出展していただいている企業が19社に上る。20歳となったのを機に『CEATEC JAPAN』から『CEATEC』へと名称を改め、グローバルに来場者・出展者が集う場を目指して発展を目指す」と発言。

 さらに「今年のCEATECは、日本の成長戦略や未来を世界に向けて発信する“Society 5.0”の展示会を目指し、『つながる社会、共創する未来』をテーマに開催している。今年は、昨年の『IoT TOWN』をさらに発展させた『Society 5.0 TOWN』の企画展示を設け、多様な分野のリーダー企業の参加を得て、2030年のまちを見せることができる。今後の社会、将来の生活がどうなるかといった期待を集めるエリアになっている。また、国際的な共創を強化するために『Co-Creation PARK』を設置し、国内外のスタートアップ企業や、スイス、ロシア、米国などの海外パビリオンを通じて、フロントランナーが集結するグローバルエリアとした。さらに今年は、Society 5.0に向け将来の社会をどうデザインをしていくのか――という観点から、学生に焦点を当てた『CEATEC Student Lounge(学生交流ラウンジ)』を新たに用意した。ここでは、トップリーダーとの対談、各種セッションを用意している。学生には、Society 5.0に向けてさまざまなプレーヤーが集い、共創するCEATECの場で、見て、感じて、どう関わっていくのかを知ってもらいたい。そのほか、各産業界のリーダーによるキーノートやAIをテーマにした複数のキーパーンが登壇するサミットを4日間に渡って開催するとともに、最新技術やビジネス動向など150を超えるセッションを用意している。CEATEC 2019では、日本の強みである政策、産業、技術を発信し、海外とのつながりを強めたいと考えている。みなさんのビジネスに貢献できることを期待している」と述べた。

 20回連続出展で表彰された企業・団体は以下の通り。

 アルプスアルパイン
 アンリツ
 KOA
 シャープ
 タイコエレクトロニクスジャパン
 太陽誘電
 Taiwan Electrical and Electronic Manufacturers' Association(TEEMA)
 多治見無線電機
 TDK
 ニチコン
 日本ケミコン
 日本航空電子工業
 浜松ホトニクス
 富士通
 北陸電気工業
 マックエイト
 三菱電機
 村田製作所
 ローム

 なお、今年出展しなかったパナソニックは昨年まで19回出展していた。また、今年の会長を務める遠藤会長のNECは18回で、ともに表彰されなかった。

遠藤会長から表彰される、富士通の時田隆仁社長(右)
電機大手では、シャープと三菱電機が表彰された。写真は、シャープの野村勝明副社長(右)

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