ファイル交換ソフト「Winny」の開発者である金子勇氏が著作権法違反幇助の罪に問われていたた裁判で、京都地方裁判所は13日、罰金150万円(求刑懲役1年)の有罪判決を言い渡した。金子氏は控訴する方針を表明しているため、裁判は今後も続く見込みだが、まずはここまでの経緯を本誌記事により振り返る。
今回の事件で正犯にあたるWinnyユーザー2名の逮捕に始まり、金子氏の逮捕・起訴、京都地裁における裁判・判決に至る流れに加えて、事件以前の「Winny 2」に関する記事や「幇助」の適用をめぐる議論、裁判と併行するかたちで登場した、Winnyの技術を応用したというP2P型コンテンツ配信システム「SkeedCast」についての記事もリストアップした。
また、今年に入ってからはWinnyによる情報漏洩事故が多発しているほか、Winnyに脆弱性があることも報告されている。Winny開発者の裁判が、これらの問題に与える影響について言及されている記事も集めた。(最終更新 2006/12/28)
●大規模BBSに対応した「Winny 2」公開へ
●2003年11月「Winny」ユーザー2名逮捕、1年後に有罪判決
●2004年5月、Winny開発者も「著作権法違反幇助の疑い」で逮捕・起訴へ
●「幇助」にあたるのか疑問の声、シンポジウムなどでも議論
●2006年12月13日、著作権法違反幇助で有罪判決
●Winnyの技術を応用したP2P型コンテンツ配信システム「SkeedCast」登場
●Winnyに脆弱性や情報漏洩の問題、しかし裁判中で対応進まず
(2006/12/13)
[編集部]
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