意外と知らない? ネットセキュリティの基礎知識

パスワードはどうやって管理すればいいの?

 Facebook、InstagramといったSNSやネットショッピングなど、ウェブサービスの多くは利用時にID/パスワードが必要となります。

 例えばネットショッピングを利用しようとした際に、パスワードを忘れてしまい、再発行を何度も行った経験はありませんか?

 利用するウェブサービスが増えれば増えるほど、必要なパスワードは多くなってしまい、煩雑になりがちです。トレンドマイクロが2017年に行った調査では、8割以上の方が複数のウェブサービスでパスワードを使い回していることが分かりました。いくつものパスワードを覚えるのが大変だからという理由でパスワードを使い回している人も少なくありません。

「パスワードの利用実態調査2017」(トレンドマイクロ株式会社、2017年10月5日)より

 ID/パスワードを使い回したまま何らかの理由でID/パスワードがサイバー犯罪者に漏れてしまうと、複数のウェブサービスに不正アクセスされて、個人情報が盗まれるなどの被害に遭遇する可能性が高まります。

 被害に遭わないためには、複雑なパスワードを設定した上で、利用するウェブサービスごとにパスワードを使い分ける必要があります。複雑なパスワードを毎回設定するのが難しいという方には、パスワード管理ツールの利用がとても便利です。

 パスワード管理ツールは、複数のウェブサービスのID/パスワードを管理するためのツールです。設定したマスターパスワードでログインし、利用したいウェブサービスを選ぶと自動でID/パスワードを入力してくれるため、個々のウェブサービスでのログイン時の手間が省けます。

 また、パスワード管理ツールの中には、英数字や記号をランダムに組み合わせた強力なパスワードを自動生成してくれるものもあるため、パスワードを作成する際にも便利なのでぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

岡本 勝之(トレンドマイクロ株式会社)

セキュリティエバンジェリスト。トレンドマイクロ株式会社ビジネスマーケティング本部コアテク・スレットマーケティング部所属。製品のテクニカルサポート業務を経て、1999年よりトレンドラボ・ジャパンウイルスチーム、2007年、日本国内専門の研究所として設立されたリージョナルトレンドラボへ移行。シニアアンチスレットアナリストとして、特に不正プログラムなどのネットワークの脅威全般の解析業務を担当。現在はセキュリティエバンジェリストとして、それまでの解析担当により培った脅威知識を基に、セキュリティ問題、セキュリティ技術の啓発に当たる。トレンドマイクロの情報セキュリティ啓発サイトはこちら「is702(アイエス・ナナマルニ)インターネット セキュリティ ナレッジ」