地図と位置情報
ますます熱いぞ! 地図・位置情報ビジネスの展示会「ジオ展2025」が規模を拡大、7月2日に大手町三井ホールで開催
出展者募集は4月から
2025年2月12日 06:55
マップボックス・ジャパン合同会社、株式会社MIERUNE、アドソル日進株式会社の3社は、地図・位置情報ビジネスをテーマとしたイベント「ジオ展2025」を、7月2日に大手町三井ホール(東京都千代田区1-2-1)にて開催する。
同イベントは、地図や位置情報を活用したソリューションの導入や、これらの業界への就職を検討している人に向けて2016年から始まった業界活性化イベントで、今回で10回目を迎える。地図や位置情報ビジネスに関連するさまざまな企業や団体が出展し、先端技術ソリューションの展示やプレゼンテーションに加えて、出展各社の採用情報も紹介する。
昨年の「ジオ展2024」は過去最多となる50の企業・団体が出展。地図データや地図配信サービスの提供会社、航空測量会社、GIS(地理情報システム)ベンダー、地図サービス/アプリの提供事業者、人流データ分析サービスの提供会社、大学の研究室、趣味のサークルなど、営利・非営利問わずさまざまな企業・団体が参加して活発なコミュニケーションが行われた。また、ブース出展だけでなく会場の一画で出展各社によるプレゼンテーションも行われた。
ジオ展はコロナ禍の一時期にオンライン開催となったが、2023年に4年ぶりにリアルで開催されて852人の来場者を集め、さらに2024年は来場者数が1000人を超えて過去最大規模となった。注目度が高まっていることを受けて、今年は会場の規模を拡大し、出展企業数は65団体と昨年を上回る数を予定している。また、昨年まではマップボックス・ジャパンとMIERUNEの2社での共催だったが、今年はアドソル日進を加えた3社での共催となる。
3社で構成されるジオ展実行委員会は、4月より同イベントの出展団体を募集開始する予定で、詳細な出展要項は3月に公開する。
「ジオ展」ってどんなイベント?【関連記事 全リスト】
本連載およびINTERNET Watchでは、これまでに開催された「ジオ展」の展示会場・講演レポートや開催概要記事を多数掲載している。どんなイベントなのかもっと詳しく知りたい方は、ぜひご一読いただきたい。以下、ジオ展に関する記事をリストアップする。
2016年
2017年
2018年
2019年
2023年
2024年
“地図好き”なら読んでおきたい、片岡義明氏の地図・位置情報界隈オススメ記事
- Google Maps Platform、月200ドルの一律無償利用枠を廃止。料金体系が大幅改定
- カーナビの歴史を振り返るイベント開催。これからのナビはどう進化する? 最短ルート至上主義からの脱却が課題?
- カーナビ用マップでは情報が足りない! (自動運転ではなく)安全運転のために必要な道路地図データ「SD Map+」開発中
- 人々はなぜ「位置情報エンジニア」を目指すのだろうか――その仕事の魅力とキャリア形成を賭けた理由
- ゼンリン、都道府県の形をしたピンバッジ全47個セットを発売。フレーム入り
- 「一億総伊能化」を掲げる 青山学院大学・古橋大地教授の授業がレジリエントだった。
- 大学の「地理学科」ってどんなところ? “駒澤地理”の中の人に聞いてみた
- 高校の「地理総合」必修化で、地理教員の有志らがGoogleスライドで教材を共有
- 地理空間情報の最新トレンドを札幌で俯瞰してきた。「MIERUNE MEETUP 2024」レポート
- 「チーム安野」は都内1万4000カ所の都知事選ポスター掲示板をどう攻略していったのか?
- まるで現代の伊能忠敬――その極みにはAIもまだ辿り着けてない!? 地図データ整備の最前線を盛岡で見た
- 「れきちず」が話題、開発者の@chizutodesignさんが“地図とデザイン”の魅力を語る
- これはいつまでも眺めてしまいそう! 全国の流域を網羅した「YAMAP 流域地図」公開
- 神戸市さん、データ利活用しすぎ……無料で誰でも使える「統計ダッシュボード」拡充
- 「登記所備付地図」の電子データを法務省が無償公開→有志による「変換ツール」や「地番を調べられる地図サイト」など続々登場
- スマホ位置情報の精度が向上、“高さ”特定可能に。日本で10月より「垂直測位サービス」
- 電波強度がGPSの10万倍、GNSSの弱点を補う「MBS」とは?
- スマホの「北」は「真北」「磁北」どっち? 8月11日「山の日」を前に考えてみよう
INTERNET Watchでは、2006年10月スタートの長寿連載「趣味のインターネット地図ウォッチ」に加え、その派生シリーズとなる「地図と位置情報」および「地図とデザイン」という3つの地図専門連載を掲載中。ジオライターの片岡義明氏が、デジタル地図・位置情報関連の最新サービスや製品、測位技術の最新動向や位置情報技術の利活用事例、デジタル地図の図式や表現、グラフィックデザイン/UIデザインなどに関するトピックを逐次お届けしています。