イベントレポート

CEATEC 2020 ONLINE

東芝情報システム、ニューノーマル時代の受付管理ソリューション「TQSPassport」などをCEATECに展示

 10月20日~23日にかけて完全オンラインで開催中の「CEATEC 2020 ONLINE」。東芝情報システム株式会社は働き方/ライフスタイルデバイス&テクノロジーの2つのブースを出展。働き方/ライフスタイルのブースでは、訪問者受付管理システム、労務管理システムといったニューノーマル時代の生活に寄与するソリューションの展示を実施している。

「TQSPassport」を活用すれば、非接触型体温計と受付システムを連動させることで、訪問者管理のデータと体温データをひもづけられる。受付システムに無人受付機を活用すれば、さらにソーシャルディスタンスの確保などにも寄与できる

 「CEATEC 2020 ONLINE」における展示は、新型コロナウイルス感染拡大以後の“ニューノーマル時代”がひとつのテーマとなっているが、同ブースの展示の核となるのは、オフィスビルや工場における受付業務を効率化する訪問者受付管理システム「TQSPassport」、およびテレワークを意識した労務管理システム「TeleCureEye」の2ソリューションだ。「TQSPassport」はいわゆる受付管理のほか、ニューノーマルという観点で見た場合には、ソーシャルディスタンスの確保、新型コロナウイルスの感染拡大防止の一環としての体温チェックの効率化といったメリットがあるという。

 たとえば無人受付機などで、同システムと非接触型の体温計をあらかじめ連携させておけば、訪問者の体温をチェックした際、システムに体温データの履歴を記録しておける。煩雑になりがちな体温チェックを効率化しつつ、過去の訪問者で感染が発生した場合でも訪問者の履歴を照会し、面会者や滞在時間を確認して感染拡大の防止に役立てられるとのこと。

需要が高まっているテレワークの労務管理に活用できる「TeleCureEye」。テレワークの課題のひとつでもあるセキュリティの保護にフォーカスしており、ファイルの自動暗号化などが可能だという

 そして「TeleCureEye」は、仕事とプライベートの時間が曖昧になりがちなテレワーク環境で、長時間労働の抑制、業務端末のセキュリティの確保に寄与するとしている。PCのセキュリティパッチやウイルス対策ソフトの状態などをダッシュボードから手軽に確認することで、テレワークで使う端末のセキュリティレベルを高い状態で維持しつつ、個人のPCに保存された個人情報や重要情報を検索し、自動で暗号化。情報漏洩リスクを低減可能だという。個人情報が含まれるファイルに関しては、アクセスの履歴やプリントアウトのログも取得可能なため、オフィスから離れた場所で個人情報を扱うコールセンターや人材派遣といった業務でも活用が見込めるとのこと。

 ブース内にはそれぞれのソリューションを解説した動画コンテンツやPDF資料、プレゼンテーション動画などが用意されている。

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