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「CEATEC 2020 ONLINE」アクセス障害の原因は? 協議会が原因と対策を報告

アクセス障害により「CEATEC 2020 ONLINE」開幕当初に入場制限が発生

 CEATEC 実施協議会は10月20日の開幕時より発生した「CEATEC 2020 ONLINE」のアクセス障害について、障害内容の詳細と経緯・原因、今後の対応について発表した。

 アクセス障害が発生していたのは10月20日9時30分~13時。9時30分ごろより入場登録サイトに対するアクセスが集中したため、入場登録が正常に行えない状況が発生。それにより、CEATEC ONLINE 2020(展示会場)が入場登録情報と正常に連動することができなくなり、入場登録とCEATEC 2020 ONLINE(展示会場)へのアクセスの双方に障害が発生したという。

 発生原因は、入場登録サイトへ想定を上回る昨年比4倍程度の同時アクセスが集中。このため入場登録サイトのサーバーが高負荷状態になり、正常な登録フローが実施不可能に陥った。CEATEC ONLINE(展示会場)へのログインには入場登録サイトとの連携が必要となるものの、高負荷状態で連携用のAPIが正常に動作できず、その結果、高負荷状態で正常に登録できないユーザーがリロード要求を繰り返す形となって、入場登録サーバーの負荷が一層増大。結果、昨年最大負荷時の10倍以上となってしまったことで、復旧に時間を要する結果になった。

 対策として、入場登録サーバーのを増設、入場登録を行う各サーバーの処理数上げるためのチューニング、各ユーザーの(ログイン)セッション管理方式の変更、必要な入場登録サーバーおよびデータベースの追加設置と設定変更を実施したという。

 CEATEC実施協議会 エグゼクティブプロデューサーである鹿野清氏は「このたびのアクセス障害にて、ご不便とご迷惑をお掛けしたすべての皆様に深くお詫び申し上げます。残りの会期ならびに2020年12月末までのオンデマンド期間において同様の障害が発生することのないよう、主催者として対策に努めてまいります」とコメントしている。

CEATEC実施協議会 エグゼクティブプロデューサー 鹿野清氏

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