イベントレポート

CEATEC 2020 ONLINE

サイバーリンク、マスク着用でも90%以上認識するAI顔認証エンジン「FaceMe」をCEATECに展示

 10月20日~23日にかけて完全オンラインで開催中の「CEATEC 2020 ONLINE」。サイバーリンク株式会社はブースを出展し、組み込み向けAI顔認証エンジン「FaceMe」に関する展示をしている。

 「FaceMe」は、ニューノーマル時代に需要が高まる“新しい生活様式”実現にむけて「非接触・非対面」「マスク着用と検温スクリーニング」「ソーシャルディスタンスの確保」といった課題の解決に寄与できる顔認証技術の組み込み向けSDK。採用できるシーンは、たとえばオフィスビルのゲートやエントランスにおける顔パス入場、遠隔での接客用端末、本人認証など多岐に渡る。

AI顔認証アルゴリズムにより、マスクの着用時でも高い精度での本人認証が可能とのこと

 特徴的なポイントとして、マスクを着用していても90%以上の認識精度で本人特定が可能なマスク検知機能、対象者がカメラを直視していない場合でも一定の角度まで個人認証が可能な認識範囲の広さ、サーマルカメラとの連携による体表面温度測定機能などが挙げられるが、これらの機能により、非接触かつウォークスルーのオフィスビルセキュリティシステムなどが実現可能になるとしている。加えて、人物検出による人数カウントシステム、銀行口座開設時の本人確認に必要なeKYC技術などもサポートするという。

サーマルカメラの検温機能をSDKではなくパッケージとして提供する「FaceMe Health」といったソリューションも用意

 ブースにはこうした解説を行うPDF資料のほか、「FaceMe」に関するプレゼンテーション動画などを設置している。

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