イベントレポート

CEATEC 2020 ONLINE

10人同時接続可能なVRでリモート研修や遠隔支援をサポート、ポケット・クエリーズがCEATECで展示

 10月20日~23日にかけて完全オンラインで開催中の「CEATEC 2020 ONLINE」。株式会社ポケット・クエリーズはブースを出展し、リモートでの研修や現場支援を可能にするソフトウェア「iVoRi 360(アイヴォリィ サンロクマル)」シリーズを紹介していた。

 ポケット・クエリーズは VR/AR/MRの実用アプリケーション開発などを行っている企業。iVoRi 360は、コロナ禍における研修や現場支援などで、“一度に多くの人が集まれない”、“出張が制限されている”といった場合に、現場を仮想化することで遠隔地からも研修や現場支援に参加できるようにするもの。遠隔での集合研修コンテンツを作る「iVoRi 360トレーニング」と、リアルタイムの映像で現場遠隔支援をサポートする「iVoRi 360遠隔現場支援」が用意される。

 iVoRi 360では、VR端末やタブレットを使って、研修用に事前に編集した静止画や動画のバーチャル空間にアクセスしたり、iVoRi 360と連携した360度カメラがある場所を遠隔でモニタリングしたりすることができる。最大の特徴は10人まで同時にアクセスすることができる点。同時に入っている参加者はアバターとして表示され、空間内の参加者同士でのコミュニケーションを取ることもできる。また、リモコンを使って空間にマーキングすることもできるため、トレーニングの際の指示などにも有効だ。

最大10人同時に閲覧できる
空間にマーキングできトレーニングの指示などにも有効
他の参加者はアバターとして表示されコミュニケーションも取れる

 また、遠隔支援では複数のカメラを接続することも可能。例えば遠隔支援でモニタリングしたい現場が離れた場所に複数ある場合でも、それぞれにカメラを設置することで、あたかも瞬間移動したかのように、複数の現場を移動しながら現場の様子を見ることができる。

複数の場所にあるカメラを移動しながらのモニタリングも可能
「iVoRi 360トレーニング」と「iVoRi 360遠隔現場支援」の製品特徴

「CEATEC 2020 ONLINE」レポート記事一覧