イベントレポート

CEATEC 2020 ONLINE

PFU、オールインワン本人確認デバイス「Caora」などエッジソリューションをCEATECに展示

 10月20日~23日にかけて完全オンラインで開催中の「CEATEC 2020 ONLINE」。株式会社PFUはブースを出展し、エッジデバイス管理ソリューション「iNetSecSF」、本人確認向け端末「Caora」などの展示を実施している。

 ドキュメントスキャナーといったハードウェアはもちろん、セキュリティ系ソフトウェアやサービスなど、ICTに関する製品・サービスを幅広く提供しているPFU。ブースには計5つのエリアが用意されていたが、特に注力する姿勢が感じられたのはいわゆるエッジソリューション関連の展示だ。「IoT時代のエッジデバイス管理ソリューション」エリアでは先に述べた「iNetSecSF」、「本人確認エッジソリューション Caora」エリアでは「Caora」のPDF資料および動画コンテンツを用意し、それぞれのソリューションについての概説を行っていた。

社内ネットワーク内のIT機器を可視化し管理する「iNetSecSF」

社内ネットワークに接続する端末の可視化・管理が可能な「iNetSecSF」。リモートワークなどでも活用できる、機能を絞ったクラウド版も用意されている

 「iNetSecSF」は、社内ネットワークに接続されたすべてのIT機器を可視化し、接続が許可されていない端末を遮断したり、ネットワークの利用申請を一元管理・運用できるネットワークアプライアンス。

 大規模ネットワークやマルウェア感染端末の特定などにも対応できるオンプレミス版のほか、機能的にはシンプルだがサーバー構築をせずに利用可能なクラウド版「iNetSecSF Cloud」も用意されており、どちらの形式でも導入が可能。2020年8月以降はスイッチポートの特定やレポーティング、ダッシュボードといった新機能により操作性が向上しており、社内ネットワークの現状把握および管理に役立つとしている。

クラウド接続不要、単独で本人確認が可能な「Caora」

本人確認の自動化に寄与する「Caora」。IDカードやパスポートの写真と本人の顔認識映像を比較することで本人確認を行うのが特徴

 「Caora」は、顔認証カメラ、ID券面撮影カメラ、LCDタッチパネル、ICリーダーといった機能を170×200×230mmサイズの小型デバイスにすべて搭載し、効率的な非接触・非対面の本人確認を可能にするエッジ端末。

 顔写真付きのIDカードやパスポート、免許証と本人の顔認識映像を比較することで本人確認を行うため、クラウドデータベースへのアクセスや事前の顔写真撮影などが必要なく、比較的簡便・低コストで照合の自動化を導入できる点が大きな特徴だ。マスクをつけたままの顔認識にも対応し、病院の受付、受験会場、銀行の窓口、投票所、ホテルの受付など、様々なシーンで必要となる本人確認に活用できるとのこと。

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