タイコ エレクトロニクス ジャパン、CEATECでEV向けコネクターなど電子部品やソリューションを展示

　10月20日～23日にかけて完全オンラインで開催中の「CEATEC 2020 ONLINE」。タイコ エレクトロニクス ジャパン合同会社はブースを出展し、コネクターやセンサーソリューションといった同社の事業や電子部品、デバイスに関する展示を実施している。

　コネクターやケーブル、およびセンサーといった製品群で、エレクトロニクス業界、医療分野などにおける高いプレゼンスを誇るタイコ エレクトロニクス（TE）は、CEATECへの出展が今年で実に21年間連続となる。オフライン開催では大規模なアトラクションを展示することで話題を集めてきたが、完全オンライン開催となった今回のブースでは、「ニューノーマル社会におけるエッセンシャル・テクノロジー」がテーマとして掲げられ、製品やソリューションごとに細かく分けられた展示エリアで、それぞれに動画やPDF資料といったコンテンツを配置している。

展示エリアを細かく分け、資料や動画コンテンツを格納。もっともエリアが多いのは自動車関連のコネクタ製品だ

　たとえば、「自動車 高速通信コネクタ」エリアでは、自動車における車載ネットワークやインフォテイメント、ADAS（先進運転支援システム）用途において求められがちな高速データ通信に適する同社の製品・ソリューションを紹介。コネクターシステムやアンテナといった製品群のPDF資料、プレゼンテーション動画を用意しつつ、より詳細な製品紹介については自社サイトへの誘導をかけている。基本的にはどのエリアもこうした構成を取っており、医療向けコネクターおよびセンサー、建設機械や農業機械向けの堅牢な防水・防塵仕様コネクター、マグネットワイヤーといった、同社の主要な製品が解説されている。

充電インレットなど、ハイブリッド・EV向けの製品もラインアップは豊富だ

　そのほか、ニューノーマル時代におけるテクノロジーやトレンドについての特別トークセッションや、同社CTOのアラン・アミーチ氏が登壇するウェビナーの動画を用意。ブース内の「タイコ エレクトロニクス ジャパン（TEジャパン）」エリアからいつでも閲覧可能だ。

プレゼンテーション動画なども複数用意。それぞれ再生時間数十分程度の対談やウェビナーが公開され、いつでも視聴可能となっている