イベントレポート

CEATEC 2020 ONLINE

1000種類のIoT/DX環境構築ソリューションに対応するCAMI&Coの「IoT-DX-Kit」

CEATEC 2020 ONLINEはオンデマンド公開中!! まだまだ続くブースレポート #1

10月20日~23日に完全オンライン開催された「CEATEC 2020 ONLINE」だが、会期が終了した後も12月31日までオンデマンド形式で公開中だ。すでにテーマエリアや企業エリアのブースレポートを掲載しているが、CEATECではスタートアップや、大学・研究機関なども含めてまだまだ多くのブースが出展している。そこで会期中には紹介しきれなかったブースの中から、筆者が注目したブースを紹介していきたい。

 株式会社CAMI&Coのブースで紹介しているIoT/DX環境構築ソリューション「IoT-DX-Kit」は、IoTを活用したDX導入のハードウェア/ソフトウェア開発を支援するソリューションで、センシングから組立、プログラミング、通信、可視化ツールまでをパッケージ化。導入先は多様で、例えば環境データを得るといった場合でも、会議室とビニールハウスでは必要な要素は異なるため、IoT-DX-Kitは1000種類のバリエーションで複雑な要求に対応する。

CAMI&Coが開発したデバイス

 キーとなるデバイスを自社開発し、ソリューションの低価格化を実現。またIoT-DX-Kitはデータの測定、データの蓄積、データの可視化にしぼることで柔軟性を得ている。下記のスクリーンショットのように、オフィスや医療だけでなく、インフラやモビリティのほか、ヘルスケアにも対応。CO2濃度モニタリングからレンタル品の位置情報、ゴミ箱容量モニタリングまであり、柔軟性の高さが目を引く。

 また個人向けのアピールはないが、子供見守りキットやペット見守りキット、自転車・高額品盗難防止キットがあるため、問い合わせることで、ちょうどいいプランが見つけられるかもしれない。

ソリューションの一例

「CEATEC 2020 ONLINE」レポート記事一覧

林 佑樹

1978年岐阜県生まれ。東京在住。ITサービスやPC、スマートフォンといったコンシューマから組み込み、CPS/IoT、製造、材料、先端科学のほか、ゲームやゲーム周辺機器のライティングも行なう。それらジャンルすべてが何かしらの技術でリンクしているのが最近のお気に入り。技術などを見る基準は「効率のいいサボりにつながるか」。フォトグラファーとしては、ドラマスチルや展示会、ポートレートをこなしつつ、先端科学研究所の撮影が多い。