イベントレポート

CEATEC 2020 ONLINE

ガラスや金属まで印刷可能、セルピクの超小型手持ちプリンター「Selpic P1」

CEATEC 2020 ONLINEはオンデマンド公開中!! まだまだ続くブースレポート #3

10月20日~23日に完全オンライン開催された「CEATEC 2020 ONLINE」だが、会期が終了した後も12月31日までオンデマンド形式で公開中だ。すでにテーマエリアや企業エリアのブースレポートを掲載しているが、CEATECではスタートアップや、大学・研究機関なども含めてまだまだ多くのブースが出展している。そこで会期中には紹介しきれなかったブースの中から、筆者が注目したブースを紹介していきたい。

 3Dプリンターを利用したサービスはパーソナライズに近く、多種小数に対応するが、印刷にも似た流れが大きくなりつつある。もちろん、ハンディプリンターは長く存在するカテゴリーになるが、セルピク株式会社がブースで紹介していた「Selpic P1」は巣ごもりが増えがちな世情にフィットした製品になる。

 Selpic P1はペンタイププリンターで、スマホやPC向けに用意された専用アプリケーションからプリント情報を登録して使用する。8色インクで600dpiと、わずか92gの手持ち式とは思えない性能だ。紙やダンボール、木材、織物、皮革、セラミック、壁面に加えガラスや金属などにも対応する。

コンパクトながら高い性能を持つ

 ロゴやバーコード、サインなどが想定されているが、印刷対象が豊富であるため、個人でオリジナルアイテムの作成などのほか、アーティストへのアピールも行われている。

「CEATEC 2020 ONLINE」レポート記事一覧

林 佑樹

1978年岐阜県生まれ。東京在住。ITサービスやPC、スマートフォンといったコンシューマから組み込み、CPS/IoT、製造、材料、先端科学のほか、ゲームやゲーム周辺機器のライティングも行なう。それらジャンルすべてが何かしらの技術でリンクしているのが最近のお気に入り。技術などを見る基準は「効率のいいサボりにつながるか」。フォトグラファーとしては、ドラマスチルや展示会、ポートレートをこなしつつ、先端科学研究所の撮影が多い。