イベントレポート

CEATEC 2020 ONLINE

ヘッドフォンつけっぱなしのベタつきや不快感を軽減する「EarTouch」

CEATEC 2020 ONLINEはオンデマンド公開中!! まだまだ続くブースレポート #2

10月20日~23日に完全オンライン開催された「CEATEC 2020 ONLINE」だが、会期が終了した後も12月31日までオンデマンド形式で公開中だ。すでにテーマエリアや企業エリアのブースレポートを掲載しているが、CEATECではスタートアップや、大学・研究機関なども含めてまだまだ多くのブースが出展している。そこで会期中には紹介しきれなかったブースの中から、筆者が注目したブースを紹介していきたい。

 イヤータッチがブースで紹介していたのはヘッドホンのイヤーパッドに装着するカバー「EarTouch」だ。在宅勤務やワーケーションに伴うビデオ会議の増加で、ヘッドフォンを装着している時間が長くなった人もいるだろう。イヤーパッドが合皮の場合、ムレやベタつきがストレスの要因になりがち。その点をEarTouchは解消してくれる。また長期利用ともなう加水分解の進行を遅らせる効果もあり、より快適に作業をしたい人向けの提案だ。

 EarTouchはイヤーパッドに被せるカバーとなっており、オープン構造を維持したまま使用できるため、圧迫感が強くなることはない。また、吸汗速乾、消臭機能もあり、長時間の装着においても快適な状態を維持しやすい。加えて手洗いにも対応する。材料は川田ニットのトリノクール。特殊断面ポリエステルと耐塩素性ポリウレタン繊維で構成される高機能素材を採用している。水着やフィットネスウェアなどのほか、直近ではマスクへの採用もある素材だ。

 自身のヘッドフォンに合わせたオーダメイドのほか、伸縮性を利用して多くのヘッドフォンに対応するバージョンも存在していてオンラインショップで入手可能だ。3サイズが用意されており、EarTouchのウェブサイトで確認できる。

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林 佑樹

1978年岐阜県生まれ。東京在住。ITサービスやPC、スマートフォンといったコンシューマから組み込み、CPS/IoT、製造、材料、先端科学のほか、ゲームやゲーム周辺機器のライティングも行なう。それらジャンルすべてが何かしらの技術でリンクしているのが最近のお気に入り。技術などを見る基準は「効率のいいサボりにつながるか」。フォトグラファーとしては、ドラマスチルや展示会、ポートレートをこなしつつ、先端科学研究所の撮影が多い。