Windows 7サポート終了! 「どうしたらいい?」を解決します

第23回

空き容量が足りなくてアップグレードできないかも?

 Windows 7のサポートが2020年1月に終了します。Windows 10への移行で困った方や不安な方の助けとして、乗り換えの疑問を解消できる本連載を掲載します。(編集部)

A.外部ドライブを使ってアップグレードすることもできる

 Windows 7からWindows 10へアップグレードするのに必要なストレージの空き容量は、32bit版で16GB、64bit版で20GBです。

 通常ならば無理なく確保できそうですが、ストレージ容量が少ない古いPCやタブレットPC、大量のデータを保存していたPCだったりすると、いざアップグレードする段階で、空き容量不足が判明することもあります。

 空き容量不足は、Windows 10へのアップグレード時だけでなく、通常のWindows Updateの実行にも関わる大きな問題なので、できれば不要なファイルやアプリを削除して、空き容量を確保しておくのが理想です。

 まず、試したいのがディスククリーンアップです。このツールを使うことで、ごみ箱のファイルやウェブブラウザーのキャッシュ、アプリが作成したテンポラリファイルといった、不要なファイルを削除できます。

「ディスクのクリーンアップ」でストレージの空き容量を増やせる

 と言っても、これで確保できる容量は、それほど多くありません。根本的な解決を目指すなら、不要なアプリやデータを削除することです。

 もちろん、大切なファイルを削除するわけにはいきませんので、外付けHDDやNASなどを利用して、PC上の画像や動画、文書などの中から、今すぐ使うことがないファイルを移動しておきましょう。

 空き容量がどうしても確保できないという場合は、アップグレードに外部ドライブを使うことができます。アップグレード実行時に、空き容量不足の警告が表示されたときは、外付けHDDなどを接続して、画面の指示に従ってアップグレードするといいでしょう。

外付けドライブを使うことでアップグレード可能(画面はDVDからアップグレードする場合。オンラインでアップグレードする場合も画面は違うが、同様に選択可能)

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清水 理史

製品レビューなど幅広く執筆しているが、実際に大手企業でネットワーク管理者をしていたこともあり、Windowsのネットワーク全般が得意ジャンル。最新刊「できる Windows 10 活用編」ほか多数の著書がある。