ランキング

Windows 7の「終了」まであと一ヵ月!……それまでに知りたい15のポイント

サポート再延長は?32bitから64bitは可能?Windows 10はいつまで使える?

Windows 7のサポートは2020年1月14日で切れる。Windows 10へのアップグレードや、PCそのものの買い替えなどが必要だ。

 Windows 7のサポート終了日となる2020年1月14日まで、残すところあと約1ヶ月。これに合わせて弊誌では、「Windows 7サポート終了! 「どうしたらいい?」を解決します」というFAQ的な連載をお届けしています。

 今回はこの中から、アクセスランキングで上位の記事を順番にご紹介します。Windows 7のサポート終了に関する疑問の中でも、特に注目度の高いものとなるので、まだWindows 7 PCが手元にあるという方はぜひチェックしてみてください。

 なお弊誌では、Windows 7からWindows 10へのアップグレードに関する情報をまとめた「Windows 7サポート終了まで約1年! どうするWindows 10アップグレード」という連載や、昔のPCを実際にWindows 10にアップグレードしてみた記事も掲載中。こちらも合わせてご覧ください。

第1位:Windows 7のサポートを2023年まで延ばせるって聞いたけど……

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/win7faq/1180730.html

有償サポートは存在しますが、大規模ユーザー向けのものです

 ページビュー数で2位にダブルスコアの圧倒的大差をつけたのがこちら。「まだWindows 7を使い続けたい!」という方がいかに多いのかがよくわかります。

 「2023年まで」という話の根拠ですが、大企業等でボリュームライセンス契約をしているユーザーに向けて、「Windows 7 Extended Security Update(ESU)」という有償サポートが2023年1月まで用意されています。

 あくまで大規模なユーザーに向けた特例サービスなので、個人利用の方は素直にWindows 10へのアップグレードを進めましょう。

 なお、2023年までWindows 7を使い続けるにはどうすればいいかという内容の記事も掲載中。こちらも合わせてご覧ください。

第2位:Windows 10なら市販のウイルス対策ソフトはいらないってホント?

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/win7faq/1185503.html

Windows 10には標準でセキュリティ対策ソフトが搭載されています

 Windows PCを利用するならウイルス対策ソフトのインストールが必須……と思っていたのも、もはや過去の話。Windows 10には標準でウイルスやフィッシング詐欺などの対策ソフトがインストールされています。追加料金もかかりません。

 他社製のウイルス対策ソフトがインストールできないということはなく、取捨選択できるようになっています。使い慣れたソフトを使い続けることもできますので心配ありません。

第3位:MicrosoftアカウントがないとWindows 10は使えないの?

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/win7faq/1184409.html

「OneDrive」を始めとしたクラウドサービスが利用できます

 Windows 10では、マイクロソフト独自のメールサービスやクラウドストレージサービスが標準で導入されています。これらのサービスを利用するにはMicrosoftアカウントが必要になりますし、サインインの際にMicrosoftアカウントを使えば、これらのサービスをシームレスに使えます。

 ログインの際に毎回Microsoftアカウントを入力するような手間はありません。Microsoftアカウントは無料で取得できますので、とりあえず使ってみてはいかがでしょうか。

第4位:32bitのWindows 7から64bitのWindows 10へアップグレードできる?

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/win7faq/1187511.html

32bit版のWindows 7から64bit版のWindows 10にするには新規インストールが必要です

 Windows 7の頃はまだ32bit版が多く流通していましたが、今は4GB以上のメモリを搭載したPCがほとんどで、64bit版が主流になっています。

 であればWindows 7からWindows 10へのアップグレードの際に、64bit版に切り替えたいと思うかもしれませんが、残念ながらその場合は利用環境を引き継いでのアップグレードは不可。新規インストールのみの対応となります。

第5位:そうは言っても、Windows 7のままでも大丈夫でしょ?

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/win7faq/1179490.html

e-Taxソフト(WEB版)でも、Windows 7は推奨環境外になる予定です

 Windows 7を使い続けたい、アップグレード作業が面倒、今何も困っていない……といった声が聞こえてくるかのようなこちらの記事。

 マイクロソフトがサポートを終了したOSに対しては、他のハードウェア・ソフトウェアのメーカーも順次動作対象外としていきます。特に今後登場する製品は、ほぼ間違いなく対象外とされ、動作に不具合などがあっても対応してくれない可能性が高くなります。

 Windows 7でトラブルが起こってから対処するより、Windows 10でしっかり準備を進めてトラブルを未然に防ぐ方が堅実です。

第6位:過去に無料アップグレードしたPCをもう一度Windows 10にしたい

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/win7faq/1188759.html

 Windows 10の登場から1年間は、Windows 7やWindows 8.1に対しての無償アップグレードが提供されていました(今は終了しています)。

 この間に1度でもWindows 10にアップグレードしたPCは、その時点でWindows 10のライセンス認証がなされています。いったん古いOSに戻していたとしても、再びWindows 10にアップグレードすれば、再び無償でライセンス認証がなされます。アップグレードプログラムをダウンロードし、インストールするだけでいいので、とても簡単です。

第7位:Windows 10にしても同じようにそのうちサポートが切れるんでしょ?

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/win7faq/1181485.html

 Windows 10はそれまでのWindows OSとは異なり、永久的にサポートするという考え方に変わりました。マイクロソフトが提供する最新バージョンに更新し続ける限り、サポート終了期限はありません。

 最新バージョンはWindows Updateから自動的に提供されるため、他の更新プログラムと同様に、指示があるたびインストールしていれば勝手に適用されていきます。更新はもちろん無料です。

 しかし古いバージョンは1年半をめどに順次サポートが終了していきます。意図的に最新バージョンのインストールを止めていたり、しばらく使っていないPCがある場合は注意が必要です。

第8位:Windows 7が使える期限はいつ?

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/win7faq/1179492.html

 2020年1月14日はサポート終了日となっていますが、PCが機能を停止するわけではなく、従来どおりに動作します。そういう意味では、Windows 7はいつまでも使えます。

 ただし、その後OSにセキュリティの問題が見つかったとしても、修正プログラムは提供されません。もしサポート終了後に重大なセキュリティホールが見つかった場合、他者から簡単に不正アクセスを許してしまうことになります。サイバー犯罪の格好の的になる、ということは覚えておいてください。

第9位:Windows 7 Home PremiumからWindows 10 Proにアップグレードしたい

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/win7faq/1190428.html

 Windows 7 Home PremiumからWindows 10にアップグレードすると、同じエディションであるWindows 10 Homeになります。

 Windows 10 Proにアップグレードしたい場合は、Windows 10 Homeに搭載されている「Windows Anytime Upgrade」を使います。これなら元の利用環境を残したまま、Windows 10 Proへとアップグレードできます。

第10位:アップグレードか買い換えか? いつ?どうやって?

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/win7faq/1182046.html

 Windows 7のサポートが終わるタイミングでPCを新調すべきか、それともアップグレードして使い続けるべきか。既に残り1ヶ月となり、待ったなしのタイミングです。

 アップグレードするなら、PCの性能がWindows 10のシステム要件を満たしているのかどうか。また今使用しているソフトウェア・ハードウェアがWindows 10で動作するのか。特に業務で使用している場合、従来どおりに使えないものがあると大問題。新調するにせよアップグレードするにせよ、急ぎ確認した方がいいでしょう。

第11位:Windows 8.1に移行するのはダメなの?

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/win7faq/1182040.html

 Windows 8.1のサポート終了日は2023年1月10日となっており、Windows 7のサポート終了からおよそ3年後となります。まだしばらく時間がありますが、既に最新OSであるWindows 10が登場している以上、Windows 8.1を新たに導入するメリットは考えにくい状況です。

 手元にたまたまWindows 8.1のライセンスがある、といった状況でもない限りは、今後のことを考えてWindows 10への移行を進める方が合理的です。

第12位:大量のWindows 7端末を入れ替えるのは会社にとって負担が大きいんだけど……

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/win7faq/1185509.html

 企業のPCを一斉に入れ替える、あるいはアップグレードするのは、費用的にも作業的にも大きな負担になります。

 費用面に関しては、PC本体とマイクロソフトのクラウドサービス「Microsoft 365」をセットにしたサブスクリプションサービス「Device as a Service(DaaS)+Microsoft 365」が提供されています。初期費用を下げるとともに台数調整も対応しやすくなります。

第13位:Windows 10のメディアってどこから入手すればいいの?

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/win7faq/1186226.html

 OSは店でパッケージを購入し、中の光学メディアを使ってインストールする……というのは従来のやり方。Windows 10にもパッケージはありますが、インターネットからダウンロードもできます。

 専用ツールが用意されており、その場でWindows 10にアップグレードできるほか、起動可能なUSBドライブやISOファイルを作成することもできます。なおツールは無料ですが、ライセンスは有料です。

第14位:Windows 7で使っていたアプリや周辺機器は動かなくなるの?

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/win7faq/1183183.html

 新しいOSで今まで使っていた環境がそのまま使えるのかどうかは最も気になるところ。Windows 10には高い互換性があり、Windows 7で動作したソフトウェア・ハードウェアの多くはそのまま利用できます。

 マイクロソフトでは互換性情報を集めたウェブページを用意しています。またメーカー各社もWindows 10への対応を進めているので、もし動作に問題が見られた時にはメーカーの最新情報をチェックするといいでしょう。

第15位:Internet Explorerをそのまま使える?

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/win7faq/1183851.html

 Windows 10では標準のウェブブラウザーがMicrosoft Edgeになったことが話題になりました。しかしInternet Explorerも消えたわけではなく、引き続き使用できます。

 インターネットサービスの中には、まだMicrosoft Edgeに対応しておらず、Internet Explorerのみ対応としているものもあります。その場合にはInternet Explorerを使い、普段はセキュリティ性が向上したMicrosoft Edgeを使うのがベターです。

2020年1月14日までにWindows 7から移行を!

 Windows 7を安全に使い続けられるのはあと1ヶ月。「Windows 7でも何も困っていないのに……」と言いたい方は多いかもしれませんが、これ以上後回しにするのはリスクを伴うことをご理解いただきたいと思います。

 Windows 10はこれまでのようなサポート終了期間の概念がなく、さらにはクラウドサービスやウイルス対策ソフトなど、標準で搭載している機能も増えています。移行すればいいこともある、と前向きに考えてみてはいかがでしょうか。

「Windows 7サポート終了! 「どうしたらいい?」を解決!」記事一覧