アラフィフすずまりの「今日も元気に仕事しよう!」

眠れない原因となる生活習慣をチェックしてみよう

 名刺交換をすると、睡眠改善インストラクターである筆者の肩書きを見て「なかなか眠れないんですよ~」とおっしゃる方が必ずいらっしゃいます。一口に眠れないといっても原因はさまざま。夏の寝苦しさを改善したはずなのに、なぜか眠れないという方は、普段の生活習慣に問題があるかもしれません。ぜひチェックしてみてください。

昼間の活動不足

 ずっと室内にいませんでしたか? 日光にあたらず、薄暗い部屋で1日ゴロゴロしていませんでしたか? 眠気は体の中の体温が下がることで起こりますが、日中の活動が不足すると眠くなりにくくなります。 積極的に動いてみましょう。

寝る直前の食事

 寝る直前にがっつり食事をしませんでしたか? 胃に食べ物が入っていると、交感神経が優位になり体が覚醒モードになってしまいます。晩ご飯は寝る2時間前には食べ終えたいところです。

カフェインの摂取

 午後、または夕飯のあとに、コーヒー、紅茶、緑茶などカフェインを含む飲み物を飲んでいませんでしたか? カフェインの効果は数時間持続してしまいます。夕飯のあとにコーヒーや緑茶を飲む習慣がある方は、カフェインレスのものに変えてみましょう。

夕方くらいからカフェイン入りのドリンクは控えよう

喫煙

 喫煙していませんか? ニコチンには覚醒作用があります。寝る前の喫煙は避けたいところです。

熱いお風呂

 熱いお風呂に入っていませんか? 42度以上のお湯は体温を上昇させてしまうので眠れなくなってしまうことがあります。お湯に浸かるなら39度以下、寝る1時間以上前に済ませましょう。

明るすぎる部屋

 寝る前の部屋の照明が明るすぎませんか? 蛍光灯で煌々と照らされた部屋にいると、交感神経を刺激するだけでなく、睡眠に関係するホルモンの「メラトニン」の分泌を止めてしまいます。寝る30分くらい前から、暖色系で暗めの照明に切り替えると、体が睡眠モードに入りやすくなります。照明環境を見直してみましょう。

寝る直前の興奮・刺激

 布団に入る直前や布団に入ってからも刺激的なコンテンツなどを見ていませんでしたか? 気になる情報やショッキングなニュースは交感神経を刺激して睡眠に影響を及ぼします。

眠れないからとスマホを手にすると、余計眠れない原因を作ってしまうかも

 また、テレビ、PC、スマートフォンを見ている場合は、ブルーライトの影響も受けやすくなります。ブルーライトはメラトニンの分泌を止めてしまう恐れがあるので、寝る30分前には見るのを控えたいところです。どうしてもスマートフォンを使いたい場合は、ブルーライトカットフィルターなどを活用してみてください。

不規則な生活

 寝る時間も食事の時間も毎日バラバラではないですか? 毎日同じ時間に寝起きすること、食事の時間を一定にすること、午前中に太陽の光を浴びることで、体内時計を適切に調節することができます。それにより代謝のリズムも整い、体温にメリハリがでることで質の良い睡眠が得やすくなります。

 

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すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。