アラフィフすずまりの「今日も元気に仕事しよう!」

江崎グリコの「寝る前の黄金の30分」メソッドでパフォーマンスアップ

「寝る前の黄金の30分」メソッド体験中の様子

 去る8月8日、江崎グリコ株式会社が体験会を開催し、9月3日の秋の睡眠の日に向けて、「寝る前の黄金の30分」メソッドを発表しました。疲労回復専用ジム「ZERO GYM」とコラボしたもので、グリコのスポーツフーズブランド「パワープロダクション」に6月から加わった「L-テアニン入り」のサプリメントを飲んで、ZERO GYMのオリジナルプログラムを実践するというものです。

 睡眠の質の向上、パフォーマンスアップのほか、アクティブに過ごせる体作りを目的としています。体験会では、ZERO GYM プログラムディレクターの松尾伊津香さんが動きをレクチャーしました。

「ZERO GYM」プログラムディレクターの松尾伊津香さん
「寝る前の黄金の30分」メソッドが分かるYouTubeの公式動画もあわせて公開されています

 開始時間が14時半からということもあり、最も眠くなる時間帯での体験会。会場には20人ほどの記者が集まっていましたが、コンディショニングプログラムの終盤では、本気のいびきが聞こえていました。

 自分も眠りに落ちそうな瞬間がありましたが、先にいびきが聞こえなかったら自分がいびきをかいていたかもしれません。

「寝る前の黄金の30分」メソッドとは

 今回提案された「寝る前の黄金の30分」メソッドとは、

1. 就寝の30分前に、スマートフォンやテレビなどを消す
2. パワープロダクション「エクストラアミノアシッド テアニン」を飲む
3. 血行を促進する「ウサギのポーズ」を行う
4. PCやスマホで凝り固まった姿勢をリセットする「胸開き」を行う
5. 新鮮な空気を体に送り込む「腹式呼吸」を行う
6. 体の力を抜いて、全身をリラックスさせる「眠りの瞑想」を行う
7. そのまま就寝する

という流れ。それぞれのポーズは5分程度でいいようです。

サプリメントを飲んでからさまざまなポーズを行います

 胸開きをしたときは、PCやスマホの操作で体が前に丸まったまま固まっていたことを痛感。おかげでかなり体が緩んだと思います。ちなみに胸開きでは、「ヨガブロック」と呼ばれるアイテムを使いましたが、枕やブランケットなどを丸めて使ってもいいそうです。

 眠りの瞑想では、深呼吸をしながら松尾さんのガイドに従って、足のつま先から順に体のパーツを意識しながら全身をリラックスさせました。

今回は「ヨガブロック」を使用しました
前屈みの猫背気味に過ごした体をリセット
眠りの瞑想。この状態で寝てしまう人が続出

「L-テアニン」でリラックス&いい睡眠

 今回、体験会で配られたのは、6粒で1日の摂取目安量の200mgのL-テアニンが取れるサプリメント「エキストラアミノアシッド テアニン」というもの。

「エキストラアミノアシッド テアニン」
この6粒で200mgのL-テアニンが取れるそうです

 L-テアニンとは、緑茶に含まれるうま味成分のことです。玉露なら1杯34mg、抹茶なら1杯で36mg含まれるなど、高級なものほど多く含まれています。

 睡眠の改善効果を持つ成分として知られており、 200mgのL-テアニンまたはプラセボを6日間、就寝1時間前に摂取した研究では、起床時の疲労回復感や睡眠時間延長感が見られたほか、中途覚醒時間の減少が見られたといいます。

 また、L-テアニンの摂取から45分後よりアルファ波が増大したことでリラックス効果も得られたという研究報告もあります。

「L-テアニン」の効果は睡眠の質の改善です
L-テアニンの睡眠への効果
L-テアニンのリラックス効果

 ただし、お茶からL-テアニンを200mg取ろうとすると、カフェインの入った状態で大量に飲まねばならないため、眠れなくなってしまう可能性もあります。そこでL-テアニンの成分はサプリメントで摂取するほうが便利といえます。

 連日の猛暑で、外に出るだけで体が疲弊するのを実感している方は多いと思います。いい睡眠は体だけでなく脳の疲れも一掃してくれます。まだまだ続く暑さ対策の1つに、夏バテ知らずの体のキープに、「寝る前の黄金の30分」メソッドを試してみるのも良さそうです。

 

アラフィフすずまりの「今日も元気に仕事しよう!」連載記事一覧

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。