アラフィフすずまりの「今日も元気に仕事しよう!」

「Amazon Echo Spot」で癒しのひととき、”ディスプレイ付き”スマートスピーカーならではの便利な使い方

左から「Amazon Echo Spot」、「Amazon Echo」

 スマートスピーカーが話題になり始めたころから、「Google Home」と「Amazon Echo」を導入しておりました(『スマートスピーカーで快眠生活? Google HomeとAmazon Echoのちょっと変わった使い方』参照)。機能的な部分もさることながら、どちらが自分にしっくりくるか実際に試してみたかったからです。

 結局、頻繁に利用していたのはAmazon Echoでした。Google Homeに問題があったわけではありませんが、「OK、Google」「ねぇ、Google」というウェイクワードが自分に合ってなかったようで、気が付くと呼んでいたのは「Alexa」だったということだと思います。

 主な用途としては、スマート照明「Philips Hue」のコントロールや、天気予報の確認、キッチンタイマー、音楽再生など。Alexaスキル的にめちゃくちゃ使い込んでいるような気はしないけれど、「Alexa、おはよう」「Alexa、行ってきます」「Alexa、おやすみ」が口癖になるくらいには生活に入り込んでいると思います。

 しかし時代の流れはディスプレイ付きに。実際、Amazon Echoを使っていて、こうだったらいいのにと思うことはいくつかありました。

 そのうちの1つはキッチンタイマーとして使っているとき、残り時間が分からないこと。「Alexa、タイマーの残り時間は?」と聞けば教えてくれますが、調理中は質問時間も回答時間ももどかしい。パッと見て知りたいと思っていたのです。

 ベッドサイドにも置いているAmazon Echoは、時計と一体化してたらいいのにと思っていました。目覚ましアラームを音声で設定するのはAmazon Echo、時間を見るのは置き時計というのは、なんかもったいない。起床時には音声でお天気を教えてくれるけれど、ディスプレイがあったら表示されているのを見るだけで済むのに……とも思いました。

 そこでディスプレイ付きのスマートスピーカー「Amazon Echo Spot」をAmazon.co.jpで目にしたときは「そろそろ替えどきかしら」と考えた次第です。

やっぱりディスプレイがあると便利!

 結論から言うと、Amazon Echo Spotにしたおかげで前述の不満が全て解消することになりました。

遅まきながら我が家にもディスプレイ付きのスマートスピーカーがやってきました

 ころんとコンパクトなデザインも可愛らしいですし、Wi-Fiなどのセットアップもディスプレイ上でできるので、使いやすくなったと思います。

この時計画面がお気に入りです
普段は時間とお天気の確認くらいで十分かも

 シンプルなアナログ時計を選択したところ、なかなかいい感じです。「ナイトクロック」を有効にすると、指定時間または周囲の明るさに応じて、表示を見やすい色に変えてくれます。他に「おやすみモード」にすることで通知をオフにできます。

画面を上から下にスワイプすると設定メニューが現れます
「ナイトクロック」はナイトモード画面から設定できます
周囲の明るさに応じてナイトモードに自動的に切り替わるようにしています
部屋が暗くなると時計が赤く表示されるように

 キッチンタイマーとして使っているときは、残り時間をいちいち聞かなくてもすぐ分かるようになりました。

タイマーは残り時間のカウントダウンもあります

 質問の結果を文字で見られるので、周りが多少うるさくてもOKですし、音楽を再生しているときは曲名が分かるようになりました。

 アラームを設定すると指定時間に音が鳴りますが、その際は日付も表示。ただし、朝は画面が日の出のように明るくなる「光目覚まし」のような機能は残念ながら付いていません。

目覚めるときは天気と気温が分かって便利

 いや、そんなことスマートフォンなら……と思うようなこともありますが、望んでいた状態で使えるようになって、気分がアップ! スマートスピーカーが置き時計を兼ねていて、必要な情報も表示してくれるというのは、かなり理想的かもしれません。

ディスプレイがあるから見られる癒しの映像も

 ディスプレイが付いたからこそ活用し甲斐のあるAlexaスキルも存在します。
例えば「ヘルスフィットネス」カテゴリーの中には、音だけでなく映像を表示するものも用意されていました。自分が探した限りでは、以下のAlexaスキルはEcho Spotを意識して作られてます。

 中でも「たき火の音」は、Amazon Echo Spotのディスプレイにパチパチと燃え続けるたき火の画面が表示されます。夜、部屋の明かりを落としてテーブルの上でこれを再生すると、なんともいえないリラックス感に包まれます。ゆっくりお酒を飲みたいときなどにも活用できそうですが、特にぼーっとしたいときにお勧めです。

「Alexa、たき火をスタート」でゆらめくたき火の炎をぼーっと眺めてリラックス。家飲みにもいいかも

もはや「スマートクロック」、視覚情報はやっぱり便利

 キッチンと寝室でそれぞれ使ってみたところ、音声の使い勝手は変わらないけれど、視覚情報はやはり便利だなと思いました。暗い寝室でも時間が分かるというメリットもあります。

 もはやスピーカーというよりは「スマートクロック」ですね。いろんなものがスマートスピーカーになってもいいんですが、特に時計との相性はいいと思います。ただ、画面が斜め上を向いた角度のままなので、スタンドの導入を考えているところです。

 

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すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。