アラフィフすずまりの「今日も元気に仕事しよう!」

そのダルさは気圧から? “天気痛”対策アプリ「頭痛ーる」で体調を崩しやすいタイミングが分かった

 曇りの日、雨の日、なんとなくどんよりした気分になりますね。それだけでなく、体調にも変化が見られる方は少なくないと思います。

 よく聞くのが頭痛やめまいですが、私の場合は低気圧が近づいてくると頭がぼんやりしたり、眠気や軽い吐き気を感じるといった具合で、横になると体が布団の中に沈み込んでいくような感覚すら覚える始末。そんなときはカフェインを取っても眠気は治らないし、シャキッとしません。早朝から雨のときは、だるくて朝起きられないなんてこともあります。

 そんなとき、自分の体調管理の手段の1つとして「頭痛ーる」というアプリを利用しています。

参考:調子は悪くても見れば気持ちは軽くなる、気圧・天気予報アプリ「頭痛ーる」

 こちらは2016年に執筆した記事なので、現在はデザインや機能に多少の違いはありますが、「天気と気圧の変化がグラフで分かるアプリ」という点は変わりません。今では気圧が大きく下がると予想されているときは、あらかじめ前日に通知してくれるようになっています。

気持ち悪い! 眠すぎる! と思って起動したら気圧が急激に下がっているタイミングでした

 調子の悪さを感じたとき、「頭痛ーる」を起動するとほとんどの場合が気圧の下がり始め、もしくは最も低いタイミングということが多いです。これが気圧が上がり始めると、ぼんやりした頭がスーッとスッキリしてくるから驚き。明らかに気圧の変動に影響を受けているなと思いました。

雨が降る前にも調子が崩れるというのが分かります
吐き気MAXで起動したら、予報の底値まで来ていました

 そこで以前、自分の状態を「低気圧負け」と称していました。今は「天気痛」という名称で呼ばれているそうで、医学的な視点から書かれた書籍もありました。

 天気痛は、耳の内耳で気圧の変化を感じるとそれがストレスとなり、自律神経系の交感神経が活発化することが原因とされています。体を緊張させるため、血流障害や筋肉の緊張が起こりやすいのだそうです。春先や雨季は気圧の変動が大きいため、自律神経も乱れやすいとか。自分の経験では、台風やゲリラ豪雨なども、近づいてくると急激にダメになります。

 乗り物酔いしやすい人や、高速移動する乗り物で耳が痛くなりやすい人は天気痛になりやすいとのこと。まさに私は子どものころから乗り物酔いしやすいタイプでした。

 問題はどうやって克服するかですが、自立神経を整える方法の1つとして、規則正しい生活と、朝に太陽の光を浴びることが挙げられます。まさに睡眠なわけですが、これ、簡単なようで一番難しい課題かもしれません……。

 中には原因不明の体調不良として悩んでいる方もいるかもしれませんが、その気分の落ち込みや体調不良は気圧の変化が原因かもしれません。「頭痛ーる」を見て自分が“落ちる”タイミングを調べてみてください。起動してスクリーンショットを残しておくだけでも、どのタイミングで不快感を感じていたのか傾向が分かってきます。

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すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。