2018年12月5日 06:00
この原稿を書いている今日は、朝から薄曇りでした。カーテンを開けてみると陽は差してくるものの、晴天というほどではありません。冬の静かな朝という感じ。落ち着いていていいのですが、テンションが上がらない自分がおります。睡眠トラッカーのログを見ると、睡眠時間は6時間弱。年のせいか長時間眠れないのよね。トロトロと眠い感じが強く残っていて、まぶたが重い。あんまり寝た感じがしない。ああ、もう1度布団に戻りたい・・・・・・。
これ今朝の実話なんですが、こういうことないですか? 夏の晴れた朝だと、同じ条件でもカーテンを開けて強い太陽光を浴びれば「起きなきゃ、なんかやらなきゃ」という気になったものです。でも日差しが弱まる冬は、うだうだしがち。冬季ウツなんて言葉もありますが、朝、太陽光を十分に浴びているかどうかが、睡眠に、ひいては体調やメンタルに影響を及ぼすのです。
以前、カーテンを自動的に開けてくれる製品をご紹介していますが、自動的に光が差し込んでも、目覚めに十分な光の量がないと、体内時計をリセットしようという本来の目的が達成しにくくなります。冬は日の出が遅くなりますし、強い光は期待できません。また天候によっては太陽が出ていないこともあります。
毎朝確実に明るい光を浴びたい。そんなニーズに応えてくれる製品を見つけました。それが「光目覚ましinti4」です。
今まで使ってきた光目覚ましの中で一番明るかった
枕元に設置してタイマーをセットすると、その時間にLEDライトが点灯して音が鳴るという製品です。LEDは暖色/昼白色の切り替えが可能で、どちらで目覚めるか選べます。スマートフォン用のアプリも用意されているので、設定変更も簡単。
何がすごいかというと、光の強さです。私がこれまで使ったことのある光目覚まし系のライトの中で一番強い。起床に必要な明るさは2500~3000ルクスといわれていますが、inti4は1cmの距離で2万ルクス、20cmで2500ルクスの明るさになるそうです。
どれくらいの明るさなのか想像しにくいですが、inti4の製品ページによれば、オフィス用照明は1000ルクス、家庭用照明が700ルクスだそう。部屋の照明をつけただけでは足りないのですね。夜のコンビニやスーパーは1500~1800ルクスだというので、inti4がどれだけ明るいかが分かります。
2500ルクスの光を浴びると、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が停止して体内時計がリセットされるとともに、メラトニンの素になる「セロトニン」が活性化されます。体内時計がリセットされてから15~16時間後に再びメラトニンの分泌が始まって眠気を感じるというサイクルなので、根気よく毎日繰り返していれば、体内時計の調整も期待できる製品といえます。
光だけで本当に目が覚める!
使い始めてかれこれ2カ月くらいになりますが、枕元に置いてタイマーをセットすると、至近距離から2500ルクスを照射されるので、音もバイブレーションもないのにふんわり目が覚めるという経験をしています。
面白いのは「日の出」を再現しようとするところ。指定時刻の前に「日の出時間」として、5分、10分、15分、20分、25分、30分のいずれかを指定しておくと、光の量を上げつつ、暖色の光から徐々に昼白色に変わってくれます。音や振動と違って、指定時刻にパッと目を開けさせてくれるわけではありませんが、その分ゆっくり自然に体を起床へと導けるようです。
目が開いてからしばらく昼白色の光を浴びながら、これまたスマートフォンでメッセージやSNSのチェックをしていると、ディスプレイの光もプラスされるダブル覚醒効果なのか、睡眠時間が足りていないときでも、それなりに頭がスッキリしてきます。
自然な目覚めで起床したいという方だけでなく、部屋にあまり光が入らないという環境の方、冬はいつも気持ちが落ち込みやすくて、調子が悪くなるという方にもいいかもしれません。指定時刻に確実に目が開く方がいいという方は、アラーム音と併用するといいでしょう。
折りたたみできますし、重さも300gなので、海外出張が多い方は時差ボケ対策にも使えそうです。
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