アラフィフすずまりの「今日も元気に仕事しよう!」

梅雨明け後の熱帯夜を少しでも涼しく過ごす方法

じめじめした梅雨が明けたら真夏!

 連日の雨でじめじめし、梅雨明けが恋しいこの頃。梅雨が明けたら明けたで寝苦しさに悩むことになり、悩ましい季節です。

 しっかり眠らないとシャキッと働けませんので、毎年、熱帯夜の過ごし方で悩んでいる方は、寝室環境の見直しをお勧めします。

私の夏の眠り方

 手始めに、私のこれまでの夏の眠り方をご紹介しましょう。これで、暑くて眠れないということがなくなりました。

  • パジャマは通気性がよい半袖のシャツと、短パン
  • マットレスは通気性がいい高反発に
  • 枕とマットレスのカバーは、汗を吸いやすいパイル地を愛用
  • 部屋のエアコンは常に27~28度の冷房(雨季は除湿)で1日中作動させっぱなし
  • 熱帯夜が続く日は寝る前に足下から、一番弱い扇風機の風を首振りで1時間タイマーで作動

夏の夜の室温コントロール

我が家ではエアコンは27~28度でつけっぱなしです

 基本的にエアコンをタイマーで使うなら睡眠の前半(睡眠時間の半分くらい)がおすすめです。明け方は深部体温が最も下がっていることもあり、つけっぱなしは冷えて目が覚めることもあり、よくありません。

 筆者は夏は常にエアコンを稼働させて、室温を一定にしています。急に作動させなくてもいいので、この方法を採用してからは、夏に電気代が爆上げすることがなくなりました(エアコンや室内環境によって個人差があります)。

 最近のエアコンの中には、睡眠中の体温をチェックして眠りやすい温度や湿度に保ってくれる製品も登場しています。そういったエアコンに買い替えるという手もあります。

 旧型のエアコンでも、エアコンの温度設定を時間ごとにコントロールできる中部電力の「ここリモ」のようなサービスもあるので、導入を検討してもいいでしょう。このサービスは中部電力との電気契約がなくても利用できます。

エアコンの温度を時間ごとに変えられるサービス「ここリモ」も

関連記事:スピーカー内蔵の枕に、ノンウェアラブルの睡眠計測機器も ~「快適睡眠づくりフェア」レポート(家電Watch)

 また、今はDCモーターを搭載した、本当に静かでそよ風のような風を送り出せる扇風機があります。エアコンだけでは不満という方は導入を検討されることをお勧めします。

バルミューダの扇風機「GreenFan」。微風が睡眠に最高です!

 男女では皮下脂肪の量や代謝性能の差から体感温度の違いがあります。夏はエアコンの温度設定でパートナーとよくケンカになるという方は、扇風機を上手に活用することで、涼しさを手に入れられるのではないでしょうか。

 筆者は3年ほど前からバルミューダの扇風機「GreenFan」を愛用していますが、本当に風が優しいので、寝る前に涼しいだけでなく、夏の暑い昼間の来客にも大好評です。

電気は使わず、環境や寝具を見直してもGOOD

 昼間、寝室に直射日光が当たりやすい環境では、寝室が暖められがちになります。遮光カーテンを付ける、壁が熱を持たないように、ベランダでツル科の植物を栽培するなどして、緑のカーテンで日影を作るのも手です。

 寝具のカバーの材質を替えるだけでも涼しく眠れることがあります。例えば、天然素材のリネンは、汗はしっかり吸収しながら蒸れ感は少なめ。さらにひんやり感があるので、シーツや枕カバー、掛け布団カバーに使うと涼しい寝心地が得られます。

パイル地とリネンで寝具の快適さを追求

 実際、筆者は夏用の掛け布団のカバーはリネン生地ですが、触った瞬間明らかに他の寝具とは違うのが分かります。ひやっとした冷たさが感じられるので、掛け布団を抱き枕のように抱えると、むしろ体の熱が逃げて心地よく、リラックス感もアップしています。枕やタオルケット、シーツには綿100%のパイル地のものを使うことで、汗は吸収しながらベタベタしないようにしています。

 自分のライフスタイルにあった方法を探して、寝心地のよい寝室環境をキープしてみましょう。

 

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すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。