アラフィフすずまりの「今日も元気に仕事しよう!」

会社の昼休みにマッサージ&快眠寝具でリフレッシュ! “お昼寝提供サービス”がビジネス街の睡眠難民を救う予感!?

2月27日に行われた、株式会社ボディワークと株式会社エアウィーヴの合同記者会見に参加しました。会場ではコース用のマッサージのデモンストレーションも行われました

 株式会社ボディワークが運営するリラクゼーションスペース「ラフィネ」の一部店舗にて、快適な“お昼寝”を体験できるという「リラクゼーションパワーナップコース」が3月1日に開始しました。

 リラクゼーションパワーナップコースは、ボディワークが開発した眠るための特別リラクゼーション施術と、株式会社エアウィーヴが提供する専用マットレスパッド「エアウィーヴ」を組み合わせることで、質の高いお昼寝ができるというもの。ボディワークとエアウィーヴのコラボにより実現したサービスで、短時間で効果的にリフレッシュできるのが特徴です。職場に仮眠スペースがない方にもお勧めです。

 短時間でスッキリしたい方向けの30分コース(仮眠15分)が2160円、目や頭の疲れが溜まっている方向けの45分コース(仮眠30分)が2700円、寝不足が続いている方向けの60分コース(仮眠45分)が3240円です。いずれも施術は15分間で、眠りにいいツボなどを刺激してリラックスしたあとに仮眠を取ります。15分につき540円で仮眠時間の延長も可能です。

お昼寝で仕事の生産性をアップするために2社がコラボ
30分/45分/60分コースをラインアップしています

 実施期間は2019年3月1日~5月31日で、同コースの実施時間は13時~16時です。対象店舗はラフィネプリュス アークヒルズ店、ラフィネ 新東京ビル店、ラフィネ 大手町フィナンシャルシティ店、ラフィネ 大手町ビル店、ラフィネ 東京交通会館店、ラフィネ 成田空港第2ビル搭乗ゲートエリア店、ラフィネプリュス 成田空港第1ビル5階店の7店舗となっています。主に東京のビジネス街を中心に展開しています。

ボディワークのマッサージとエアウィーヴのマットレスを体験できます
実際に使われるエアウィーヴのマットレスパッド

スッキリ起きられそうな30分コースがおすすめ

 快眠につながるツボを刺激するというマッサージのデモンストレーションを見た限り、寝落ちは必至だと感じました。ちなみに、15時くらいまでに仮眠を取れば、夜間の睡眠に影響を及ぼしにくく、深い眠りに達する前に起きることで眠気を引きずらずスッキリ目覚められるそうです。

安眠にいいというツボも紹介されました
仮眠をうまく取り入れて脳の疲れを軽減

 では、夜間の睡眠に影響を与えず、一番スッキリ起きられそうなコースはどれしょうか。

 入眠までにかかる時間が5分~10分、眠り始めてから20分程度で深い眠りに入るとされているので、理論上30分コースになります。30分以上眠ると、起床時に「睡眠慣性」と呼ばれるだるさが残りやすくなるのですが、睡眠不足で疲労度が高い場合は、やはり一度しっかり眠りたいという意識も働くでしょう。

 45分コースや60分コースは、徹夜や睡眠不足の日が続いていて、どうしても辛いという方向けにあえて用意されているとのことなので、体調と相談して利用しましょう。

お互いの製品・サービスのヘビーユーザーだった!

 ボディワークは、リラクゼーションスペース「ラフィネ」、バリ式ヒーリングサロンなど、9つのリラクゼーションブランドを全国500店舗以上展開しています。また、エアウィーヴは高反発マットレスやマットレスパッドの製造販売を手掛ける総合寝具メーカーで、オリンピックでは選手の身体に合ったマットレスパッドを提供していたり、睡眠の研究を行っていることでも知られています。

 元々、エアウィーヴ代表取締役会長兼社長の高岡本州氏がラフィネのヘビーユーザーで、ボディワーク代表取締役の清水秀文氏がエアウィーヴのマットレスを愛用していたことが今回のコラボの背景にあったそうです。

 高岡氏がお昼時にラフィネを訪れた際、ベッドが空いている時間帯であることが分かり、「だったらパワーナップスペースとして活用してはどうか。スペースシェアリングだ」と思い立ち、エアウィーヴのほうからアプローチしたとのこと。清水氏は「共存共栄という当社の理念にぴったり」として快諾したとのことです。

(左から)株式会社ボディワーク代表取締役の清水秀文氏、株式会社エアウィーヴ代表取締役会長兼社長の高岡本州氏

戦略的なお昼寝がブーム、眠る場所も重要です

 近年では、午後の仮眠が仕事のパフォーマンスを上げるとして、注目されています。NASAが実施した研究では、わずか26分の昼寝でパイロットのパフォーマンスが34%、集中力が54%上がったことが今回の発表会でも紹介されました。

仮眠が仕事のパフォーマンスを上げるとされています

 企業が社内に仮眠スペースを設けるケースも増えています。米Google社が仮眠マシンを導入しているほか、日本でも三菱地所やヤフーが従業員向けの仮眠スペースを設けています。

 公園のベンチや喫茶店の椅子などで居眠りしているビジネスパーソンを見かけることがありますが、最近ではビジネスホテルやカプセルホテル、健康ランド、漫画喫茶などのほか、カフェインが効いてくるころに目覚めてシャキッとしようという「コーヒーナップ」ができる睡眠カフェ、お昼寝もできるヘッドスパなど、仮眠できるスペースは結構存在しています。

 いろいろありますが、ビジネスパーソン的には、眠れればどこでもいいわけでもないはず。仮眠のあとには労働が待っていますから、パフォーマンスを意識した場所選びが大切です。

 社内に仮眠スペースがない方、人目が気になってオフィスでは仮眠できないという方は、このような施設を積極的に活用してみてはいかがでしょうか。

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すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。