アラフィフすずまりの「今日も元気に仕事しよう!」

“夜の家庭内別居”防止に役立つ枕の話、パートナーのいびき軽減にも効果があった!

睡眠の問題に、寝具が関係していることもあります

 最近、ライズTOKYOの「スリープラテックスピロー 首肩フィット枕」を使ってみたところ、私のいびきが激減したという記事を家電Watchで書きました。
『まさかのイビキ激減! ライズTOKYOの枕「スリープラテックスピロー 首肩フィット」の効果がすごかった』

 「どんな寝心地なんだろう」くらいの興味で使い始めたのですが……、その効果に使っている本人がびっくりしています。

枕を変えただけで、いびきも寝相もよくなった!?

 いびきを軽減させる鼻腔挿入デバイス「ナステント」を開発・販売しているセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズが2018年3月に発表した、睡眠に関する調査結果によれば、他の人と一緒に寝るときに気になる要因として「いびきがうるさいこと」がトップとして挙がっていました。

他の人と一緒に寝るときに気になること(セブンドリーマーズ調べ)

 これまで、いびきをかき放題だった私も、最近は真面目に気にするようになったと同時に、パートナーのいびきに悩まされる可能性も浮上してきました。そこで今回は、スリープラテックスを就寝中のパートナーにも試してみました。

 風邪がなかなか治らず、軽い鼻詰まりが続いている彼は、最近いびきがちょっと酷くなってきました。まずは元々使っている枕で様子を見ましたが、寝入った直後からいびきがスタート。しばらく大きめのいびきが続いたあと、ある瞬間に「フゴッ!」といって一度いびきが止まりました。

 このフゴッ!のときに、こちらの眠りが浅いと目が覚めてしまうので困るのです。彼の寝入りの早さは素晴らしいのですが、こちらの睡眠にあまりいい影響がありません。おそらく本人もいびきがひどいと熟眠しにくいと思うのですが。

 いびきをかきながら寝ている姿をしばし観察していたら、あることに気付きました。寝ているときの姿勢は決して悪くなさそうですが、仰向けで寝ていると、彼の場合は微妙に後頭部が下がって顎が上がりやすい状態になるようなのです。

 そこで寝ている彼には申し訳なかったのですが、無理矢理枕を引っこ抜いて、私が使っているスリープラテックスに変えてみました。

ライズTOKYOの「スリープラテックスピロー 首肩フィット枕」

 するとどうでしょう。顎がわずかに下がり、同時にいびきの音がすぐに小さくなりました。頭部から体にかけてのラインも一直線で、実に自然。寝返りで横向きになってもいびきがぴたりと止まります。

 自分で試しているときは寝ているときの姿勢が分からないですし、いびきの状態を確かめるときも専用の録音アプリに頼るしかなかったのですが、今回、実際に寝ている人に試したことで、枕の効果がよく分かって驚きました。

 その夜はいびきが完全に止まることはなかったものの、頻度も減って音量も許容範囲に。フゴッ!もなくなりました。

いびきに悩むなら、まずは使っている枕を見直すことから

 やはり、寝ているときの姿勢と顎の位置は、いびきに大きく影響するようですね。後頭部が枕にフィットしつつも、高反発なので沈まなくなったことが今回の改善ポイントだったと思います。観察していた私は寝不足になりましたが(苦笑)、この成果には満足しています。

 いびきの原因には個人差があり、複数の原因が重なっているケースもあるでしょう。しかし、まずは自分の体にあった枕を使うことが、いびき対策の基本中の基本と言えそうです。

 いびきに悩んでいる方は顎の位置が上がりすぎていないかチェックしてみてください。思い切り上を向いて口を開けているようなら枕が合っていません。顎が引いて自然な姿勢になる枕に変えてみましょう。

 特に女性の皆さんへ。女性はホルモンバランスの影響を受けやすく、基本的に睡眠の質が低下しやすいです。加えて誰よりも早く起きて家事を担い、誰よりも遅く寝ざるをえない日本人女性の睡眠時間は統計的にも短いもの。やれるところからガンガン改善してみませんか?

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すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。