12月20日~25日にかけて、読者投票により選定していただいた「2007年インターネット10大ニュース」の集計結果を発表いたします。編集部でピックアップした主要ニュースに対して、お1人様3票までの投票を受け付けた結果、合計430票の投票をいただきました。ご協力ありがとうございました。
順位 |
記事名 |
関連記事 |
投票数 |
1 |
YouTube、ニコニコ動画など動画共有サービスが人気。後続も続々登場 |
(1/2/3/4/5/6/7/8) |
223 |
2 |
文化庁が見解表明、著作権改正でダウンロード違法化が不可避に |
(1/2/3/4/5/6)
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180 |
3 |
初音ミクの画像が検索できない!? 検索エンジンの違いに注目集まる |
(1/2/3)
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83 |
4 |
止まらないファイル交換ソフト経由の情報漏洩 |
1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11) |
82 |
5 |
Windows Vista発売、「Windows Live」正式版もスタート |
(1/2/3) |
75 |
6 |
私的録音録画制度維持かDRM管理移行かで著作権団体とJEITAが意見対立 |
(1/2/3/4/5) |
65 |
7 |
「画像ちゃんねる」運営者の逮捕後、画像掲示板の閉鎖相次ぐ |
(1/2) |
50 |
8 |
著作権保護期間延長問題で議論続く |
(1/2/3/4/5/6) |
43 |
9 |
著作権利者団体、YouTubeなど動画共有サービスに著作権保護対策を要求 |
(1/2/3/4/5/6/7/8) |
40 |
9 |
「学校裏サイト」などが問題に、児童の携帯電話でフィルタリング義務化など |
(1/2/3/4/5/6) |
40 |
2007年の10大ニュース第1位は、「YouTube、ニコニコ動画など動画共有サービスが人気。後続も続々登場」となった。ニコニコ動画は、1月15日にニワンゴがベータテストを開始した、今年始まったばかりのサービスだが、7月27日にはIDが200万を超え、急速にユーザーが拡大した。また、YouTubeは6月に10カ国に対応、YouTube日本版も提供開始された。
より高画質の動画を望むユーザーの声を反映して、アッカのzoome(1月開始)、ソニーのeyeVio(4月開始)など大手企業によるH.264フォーマット対応の動画共有サービスも提供開始されている。これら高画質対応サービスは、ハイビジョン対応機器の普及にあわせるように人気が上がってきている。
ユーザーの支持という点では大成功の動画共有サービスだが、Webサービス業界では「儲かるまでにはまだ2~3年かかる」という見方もある。実際、大人気のニコニコ動画を運営するニワンゴの親会社、ドワンゴの決算ではニコニコ動画への先行投資がかさんでいるのが現状だ。ユーザーの支持をもとに、いかにビジネスにしていくかという採算面が今後の課題だろう。
第2位には「文化庁が見解表明、著作権改正でダウンロード違法化が不可避に」が選ばれた。2007年は著作権法の改正を控え、期間延長問題、私的録音録画問題など、著作権に関する話題が多い1年だったが、その中でもダウンロード違法化に対しては、ユーザーの関心がきわめて高いことがわかる結果となった。
ただし、ダウンロードが違法化されたとしても、ダウンロードを行なったことで逮捕されるなど、罰則面で実効性を持たせることには慎重な意見が少なくない。ユーザーが前もって違法コンテンツであることを知っていたという事実の立証が困難だからだ。具体的な罰則はなしで、違法であるということを謳うに止まる可能性も少なくないだろう。津田大介氏などがダウンロード違法化に反対して設立した団体「MIAU」も引き続き、この問題についての問題提起を続けており、現状ではまだ、ダウンロード違法化が決定したとまでは言えない段階だ。この問題に関しては、2008年も引き続き注目を集めることになるだろう。
2007年は第1位、第2位への投票が圧倒的に多く、第3位でも第2位の180票の半分以下の83票に止まったが、10位以内の話題を見ると、著作権関連の話題が多いことがわかる。現在議論されている著作権改正は、これまでの著作権でカバーしていなかったデジタル機器やデジタル録音、ネットでの共有サービスなど、インターネットユーザーが日常的に利用している物事が焦点となっているため、高い関心を持つユーザーが多いということだろう。
また、普及のスピードが予想を下回ると報じられることも多かったWindows Vistaが5位にランク入りした。PC市場の大半を占めるWindowsプラットフォームの新OSは、やはり大きなトピックと見るユーザーが多いことが伺える。2008年にはSP1が提供される見込みで、SP1が提供された後に普及が加速するかどうかがまた大きな話題となるだろう。
なお、11位以降は、以下のような結果となった。
順位 |
記事名 |
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14 |
Second Life日本版開始、各社続々参入もユーザー人気はいまひとつ |
(1/2/3/4/5/6) |
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Google、携帯電話向けプラットフォーム「Android」を発表 |
(1/2/3) |
16 |
一太郎、QuickTime、圧縮解凍ソフトなどアプリ脆弱性を狙う攻撃が増加 |
(1/2/3/4/5/6) |
17 |
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(1/2/3/4/5/6) |
17 |
マルウェアの感染経路はメールからWebへ、正規サイトに仕掛けられる例も |
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20 |
2.5GHz帯WiMAXに3社が免許申請、ウィルコムを含め4社が競合 |
(:1/2/3) |
21 |
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(1/2) |
22 |
京都府警がWinnyユーザー3人逮捕、発売前の「少年ジャンプ」など公開 |
(1/2) |
23 |
総務省の迷惑メール研究会、メール送信業者に事前承認を求める中間案 |
(1/2/3/4) |
24 |
NTT、NGNの一般向けフィールドトライアルを開始 |
(関連記事:1/2/3/4/5/6) |
24 |
中国最大の検索エンジン「百度」、日本語版サービス開始 |
(1/2/3/4) |
26 |
新聞サイト再編、毎日がMSNから独立し、代わって産経がMSNと共同展開 |
(1/2/3/4) |
27 |
ドコモとIIJ、イー・モバイルとBIGLOBEなど日本でもMVNOサービス本格提供へ |
(1/2/3/4) |
■URL
2007年インターネット10大ニュース投票ページ
http://internet.watch.impress.co.jp/static/enquete/vote2007/
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( 編集部 )
(2007/12/27)
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