Microsoft 365 Personal徹底解説
第8回
Outlook.comのメールアドレスを独自ドメイン化
2020年6月24日 06:00
「Microsoft 365 Personal」を契約すれば、Outlook.comのメールボックス容量が50GB(一般ユーザーは15GB)に増えることに加え、独自ドメインを使ったメールアドレスを作成できる特典も用意されている。今回は、独自ドメインを使ったメールアドレスを実際に作成してみた。
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オリジナルのメールアドレスでOutlook.comが利用できる
Microsoft 365 Personalにはさまざまな特典があるが、その1つとして用意されているのが、オリジナルのドメインを使ったメールアドレスの作成だ。
通常、Outlook.comで使えるドメインは「outlook.com」と「hotmail.com」、「outlook.jp」の3つだが、Microsoft 365 Personalを利用していれば、好きなドメインを取得して、自分のメールアドレスを作成することができる。
独自ドメインを利用するには、ウェブブラウザーでOutlook.comにアクセスした後、画面右上にある「プレミアムの管理」をクリックする。ここで「パーソナライズされたメールアドレス」にある「始める」をクリックすれば、ドメインレジストラである「GoDaddy」で独自ドメインを取得して、新たなメールアドレスの作成が可能になる。
ドメインを新たに購入しなくても、すでにGoDaddyでドメインを所有していればそれを使うこともできる。なお、現状で対応しているドメインレジストラは「GoDaddy」のみで、それ以外のドメインレジストラで購入、あるいは登録されているドメインを使うことはできないので注意が必要だ。
ほかのユーザーとのバッティングを気にせず、好きなメールアドレスが作れる
Outlook.comで新たにアカウントを作成する際、標準で用意されている「outlook.com」などのドメインでは、使いたいユーザー名がすでにほかのユーザーに使われている可能性が高い。そのため、使いたかったユーザー名の一部を変えたり、数字などを付け加えたものをメールアドレスとして利用しているユーザーは多いだろう。
しかし、独自ドメインを利用すれば、ユーザー名を自由に選択できるようになるので、ほかのユーザーとのバッティングを気にする必要はなくなる。「a@example.com」のようなメールアドレスを作ることも可能だ。これは大きな魅力だろう。
残念なのは、独自ドメインを使って作成できるメールアドレスは1つだけという点だ。最初に設定したユーザー名を使ったもの以外に、メールアドレスを作成することはできない。
例えば、法人向けのサービスであるMicrosoft 365 Business Basicや同Standardなどの場合、1人のユーザーに対して複数のメールアドレスをエイリアスとして作成可能になっている。
このエイリアスは、本来のメールアドレスとは別に設定できるメールアドレスで、例えば本来の「mail@example.com」とは別に「admin@example.com」といったメールアドレスを作成し、どちらのメールも受信可能になるというものだ。
メールアドレスのエイリアスを設定することができれば、普段のやり取り用とオンラインサービスへの登録用でメールアドレスを使い分けつつ、1つのメールボックスで受信するといったことができて便利だ。
ぜひ将来的なアップデートで、エイリアスのサポートを期待したい。
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