Microsoft 365 Personal徹底解説

第1回

刷新されたMicrosoftの個人向けサブスクリプション「Microsoft 365 Personal」を試す

 Officeアプリケーションを提供する月額課金の個人向けサブスクリプションサービスとして、Microsoftが4月22日から提供を開始したのが「Microsoft 365 Personal」だ。本連載では、このサービスの詳細を解説していきたい。

クラウドサービスのブランドを「Microsoft 365」に集約

 Microsoftから、個人向けのサブスクリプションサービスとして「Microsoft 365 Personal」がリリースされた。これは従来提供されていた「Office 365 Solo」の後継に位置付けられるサービスだ。

 Microsoftでは、企業向けクラウドサービスの「Office 365 Business Essentials/Business Premium」についても、「Microsoft 365 Business Basic/Business Standard」へ改称している。このように、Office 365からMicrosoft 365へとリブランディングすされる流れの中で、Office 365 SoloもMicrosoft 365 Personalに改称されたわけだ。

Microsoft 365 Personalの公式ウェブサイト。最下部に「Office 365はMicrosoft 365になりました。」とのメッセージが表示されている

 サービスには、WindowsやmacOS、Android、iOS(iPadOS)で利用できる各種のOfficeアプリに加え、OneDriveの容量1TB分、Skypeの60分間無料通話、そしてテンプレートやストック写真、アイコンやフォントなどからなる著作権フリーのプレミアムクリエイティブコンテンツが含まれる。

 日本国内での料金(税込)は、年額で1万2984円、月額で1284円で、Office 365 Soloと同じだ。なお、日本国内向けのライセンスではOfficeの商用利用が可能なので、自宅のPCにインストールして、在宅勤務で利用することも可能だ。

Microsoft 365 PersonalをMicrosoft Storeで購入

 Microsoft 365 Personalは、公式ウェブサイトか、Windows 10のMicrosoft Storeから購入できる。

 Microsoft Storeから購入するのであれば、製品ページにアクセスし、年払いか月払いのいずれかを選ぶ。すると本人確認に進むので、支払い方法を選択して、最後にサービスを申し込めば完了だ。

Microsoft 365 PersonalはMicrosoft Storeでも購入可能。年払いなら月払いより2424円安い
支払い方法を選択し「申し込む」をクリックすれば、Office 365 Personalが利用可能になる

 ダウンロードが完了すると、Word/Excel/PowerPoint/Outlookに加え、Windowsだけで利用できるAccessやPublisherもインストールされる。いずれかのアプリを起動すると、アカウントの確認とライセンス契約への同意が求められる。

Microsoft 365 Personalを購入するとダウンロードが開始される
アカウントを確認してライセンス契約に同意すれば利用可能になる
Microsoft Officeのウェブサイト。ファイルや各アプリのアイコンを選べば、Officeのウェブアプリを利用できる

 Microsoft 365 Personalを購入しておけば、Microsoft Officeのウェブサイトにアクセスすると表示される「Officeのインストール」からOfficeアプリをダウンロードできる。

 Microsoft 365 Personalでも、Office 365 Soloと同様にOfficeアプリのインストール台数に制限はない。1台目のデバイスには上記の通り購入時にインストールされるが、必要に応じて利用したい2台目以降のデバイスへインストールをしておこう。

デスクトップ版Officeのダウンロードページ。Microsoftアカウントでサインインしているデバイスも確認できる

 ただし、同じMicrosoftアカウントを使っているデバイスで、同時にサインインできるのは5台までとなるので、注意しておきたい。

 次回以降は、このMicrosoft 365 Personalで提供されるサービスや機能を細かくチェックしていく。

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