急遽テレワーク導入!の顛末記

「ビーズクッションのYogibo Maxで思いっきりズボラにテレワークしてみた」――急遽テレワークを導入した中小企業の顛末記(57)

スタンディング、うつ伏せ、仰向けまで色々試してみた

ソファーやベッドの代わりにもなる巨大ビーズクッション「Yogibo Max」

 以前にインフルエンザで熱が出た時、在宅勤務を言い渡されて、急ぎの仕事を自宅のベッドで済ませたことがある。あの時は事情があってのことだったが、今ならどんなにダラけた姿で仕事をしていても、それを咎める人はいないわけで……。

 ……この記事を書いている時点で、4都府県で緊急事態宣言が発出されてから54日が過ぎた。

 私が勤めている新宿にある中小企業では現在、各スタッフが可能な範囲でリモートによる業務を行っている。その中で、今回は最近家にお迎えした「Yogibo Max」を使って、どこまで楽なスタイルでテレワークができるか試してみた。

【今回のハイライト】
スタンディングデスク代わりにも
寝ころんだまま仕事もできる
リビングのテレビが外部モニター代わりに
【これまでの経緯】

緊急事態宣言が発令された2020年4月、筆者の勤めている会社では何の準備もないまま、在宅勤務を始めることになった。仕事の環境は「デスクトップPC+メール」が普通だったため、データを外付けHDDで持ち運んだり、LINEの個人アカウントを流用したりと大混乱。その後、補助金などでNASやノートPCを導入、徐々にテレワーク環境を整えていく……

【2020年4~8月末までの顛末はこちら】

6月1日(火):特大ビーズクッション「Yogibo Max」がやってきた

縦置きにした「Yogibo Max」、横にある2人掛けソファーと長さがほとんど変わらない

 超PayPay祭で注文していた「Yogibo Max」が、2カ月かけて家にやってきた。さっそく包装を剥がし、部屋に置いてみる。うん、すっごい大きい。さすがは長さ170cm、かなりの存在感だ。

 部屋に寝かしておくと邪魔になるので、普段は縦にして置いておくことにした。なかなかの安定感があり、ちょっとやそっとでは倒れそうにない。そこで、ふと思いついて、その上にノートPCを置いてみた。ちょうど胸の位置にくる高さといい、パームレスト替わりになるクッションといい、これがなかなか使い勝手がいい。マウスを乗せるスペースもあるし、ちゃんとセンサーが反応して操作できる。

Yogibo Maxの上は、テンキー付きノートPCを載せるのに十分なスペースがある

 というか、Yogibo Maxは持ってみると意外に軽いので、ノートPCとセットで持ち運べば、場所を選ばずに家中のどこでも仕事ができそうだ。気が付いたら、そのまま1時間ほど作業を続けてしまった。ここ最近はテーブルの上に折り畳み式テーブルを載せてスタンディングデスク代わりに使っていたが、仕事終わりに折りたたんで仕舞うのが少し面倒だった。これからはYogibo Maxが、スタンディングスタイルの相棒になってくれるだろう。

6月14日(月):Yogibo Maxを押し倒して、仕事をしてみた

 Yogibo Maxで自宅内ノマドを初めて2週間。今日もスタンディングスタイルでデスク(?)ワークをすることに。作業が午後に差し掛かったところで、立ちっぱなしも疲れるので、そのままYogibo Maxを押し倒すように前にドタッと寝てみた。

Yogibo Maxの上にノートPCと一緒に寝てみた

 こうするとお腹のあたりに体重が乗って、ビーズに持ち上げられた頭がグンと上を向く。顔の前にノートPCを置き、キーボードに手を伸ばすと、その腕をクッションがしっかり支えてくれた。これはこれで腕が疲れず、そのまま仕事に集中できそうだ。

今度はあおむけに寝て、ノートPCを膝の上に

 そのまま1時間ほど経った後で、仰向けに寝転んでみた。今度は腰が沈み、上半身と下半身がくの字になるようにクッション支えてくれる。そのまま、ビーズに押し上げられた膝の上にノートPCを載せると、ちょうど画面が目の高さに来た。どうやらこの姿勢でも、仕事を続けることができそうだ。

 この寝ころんだ時にお腹や腰のあたりが沈んで、リクライニングするようにノートPCを持ち上げてくれるのが、モニターを見るのに都合がいい。以前にベッドで仕事をしたときよりも、肩や首に負担がないので、際限なくダラけながら仕事をしてしまいそうだ。

6月15日(火):どこにも持ち歩けるので、テレビの前で仕事も……

 昨日はYogibo Maxに仰向けに寝たまま仕事をしたが、モニターとの距離がやや離れているせいで、文字が見えにくいのが気になった。

膝の上のノートPCを、HDMIケーブルでテレビと接続

 そこで、今日はノートPCとテレビをHDMIケーブルでつなぎ、画面を複製表示。その前にYogibo Maxを持ってきて、仰向けに寝転がってみる。うん、やっぱりこれだけ画面が大きいと、昨日よりがぜん仕事が捗る。文字が見えない時に“上半身を画面に近づける腹筋運動”が発生していたが、それも今日は完全になくなった。

 こうしてまた一つ、仕事がすすむYogibo Maxの使い方が生まれた。……家族からは全くそうは見えないようで、「リビングを占領するな」と怒られたが。

6月18日(金):デスクチェアとしても使え……なくもない

 ここ数日はすっかりダラけてしまったので、今日は机に向かってデスクワーク。ただ、一度楽を知った身体が、どうにもYogibo Maxを求めてくる。

メーカー推奨の椅子座り。「これまでで最も自由」だそうですが、もっと自由に使わせてもらっています!

 ちなみに、Yogibo Maxにはメーカー推奨の「椅子のように座る」というスタイルがあるが、机に向かうには座面がちょっと低かった。普段使いでソファー代わりにするには最高なだけに、本当に残念だ。

要するに、椅子の背を抱くように座るのと同じ感じで……

 そこで、同じようにYogibo Maxを縦置きにして、身体を逆向きに、抱き着くように身体をもたれさせてみる。横から見たらバイク乗っているような恰好といえば、なんとなくイメージできるだろうか。すると、クッションの上に乗せた顎越しに、モニターを見下ろすことができた。そのまま腕を伸ばすと、キーボードに手が届いたので、今日はこのスタイルで仕事をすることに。これはこれで首が疲れないので、良いかもしれない。

 約1カ月かけてYogibo Maxをテレワークに使ってきたが、座り続けて腰が痛くなった時に、姿勢を変えて仕事を続けられるのは便利だった。そして、何より楽すぎる……。たまの外出で疲れた日の翌日は、思いっきりダラけて仕事をするのもアリかもしれない。

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※編集部より
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飛田九十九