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【使いこなし編】第151回

Amazonのネットワークカメラ「Ring」シリーズを「Fire TV Cube」で使う

今回から、Fire TV CubeとRingシリーズのネットワークカメラを連携させて使ってみよう

 今回からは、Amazonのネットワークカメラ「Ring」シリーズの「Stick Up Cam Battery」を、「Fire TV Cube」と接続して使ってみる。Ringシリーズを開発している「Ring」はAmazon傘下で、同じAmazonデバイスであるCubeとは親和性が高く、Alexaを利用して「アレクサ! ガレージを見せて」などと発話することで、カメラの映像をチェックできるようになる。今回は、Ringカメラがどのような製品かを見ていこう。

 本コーナーでは第130回からAmazonの「Fire TV Cube(第3世代)」の使いこなしを紹介している。前回までは、ウェブカメラをCubeに直接つないでみたが、今回からは「Ring」シリーズのネットワークカメラで使ってみる。

 ウェブカメラもネットワークカメラも同じカメラではあるが、ビデオ通話用のウェブカメラと違い、ネットワークカメラは子どもやペットなどの見守り、玄関やガレージに設置して訪問者の映像を映すなどの監視用途に利用する。

 スマートフォンアプリやCubeを通して、リアルタイムの映像や録画映像をいつでもチェックでき、人などの動きを感知して通知を受け取るようにもできる。また、動きを感知して録画を開始したり、警告音を出したり、スマホアプリを通じて、カメラの前にいる人物とコミュニケーションを取ることも可能となる。

今回選んだRing Stick Up Cam Battery

屋外でも使えるバッテリー駆動のRing Stick Up Cam Battery

 Ring Stick Up Cam Batteryはバッテリーが内蔵されていて、Wi-Fiエリア内に置いておけばどこでも使えるタイプ([*1])。「Spotlight Cam Plus」という、ライトが付いた上位モデルもある。どちらも防水防塵性能を備え(Stick Up Cam BatteryはIP55等級、Spotlight Cam PlusはIP65等級)、屋外に設置することもできる。ほかにも、ドアベルとしての機能を持つ「Video Doorbell 4」もあり、このあたりは好みで使い分けとなる。監視カメラとしてAlexaと連携させる機能はほぼ同じだ。

[*1]……「Indoor Cam」という小型でバッテリーレスの室内専用モデルもあるが、現時点では在庫がなく購入できないようだ

 Ring Stick Up Cam Batteryのバッテリーの持ちはかなりよさそうで、録画設定にもよるが満充電後に3日ほどたっても90%以下になっていない。たまにアプリからチェックして、減っていたら充電するのが苦でなければ、設置場所の制限なくどこでも置けるので気軽だ。

 ACアダプターによる給電も可能だが、アダプターは別売りになるので、ちょっと注意してほしい。ちなみに、別売りの電源アダプターは、屋外でも使うことが想定された、シッカリした造りになっている。また、ソーラーパネルを接続して使うこともできる。

Ring Stick Up Cam Batteryと同梱品。壁取り付け用のネジなども入っている。バッテリー駆動で、ACアダプターは付属していない
バッテリーは下部のスタンドを外して挿入する形式。金属のラッチで固定されているので注意して外す
バッテリーの充電はUSBケーブル(USB Micro-B)を直接接続して行う。充電ステータスLEDはバッテリーにある
台座部分は自由に向きを変えられるようになっている。台座を壁に固定し、本体背面に取り付けることも可能

クラウドサービス「Ringプロテクト」は将来有料化予定

 Ringシリーズの大きな特徴として、映像のデータ記録にクラウドサービス「Ringプロテクト」を使うことがある。定時のスナップショットや動きを検出した際などに録画して、クラウドに自動アップロードされる。外出先から映像をチェックするにあたって、ルーターのポート開放など外部からのアクセス設定を特にする必要がないことのほか、万が一カメラが破壊や盗難の被害にあっても、データがクラウドに残ることはメリットだ。

 なお、Ringプロテクトの利用は現在無料だが、今後、月額料金がかかる予定だ。[*2]そのため、本体に保存するタイプと好みが分かれるかもしれない。ただし、録画映像を保存せずに通知とリアルタイムでチェックするという使い方だけなら、ずっと無料で使うこともできる。

[*2]……Ringプロテクトは現在、無料体験版として2023年9月30日まで無料で利用可能になっている。有料化後の料金は、「Basic」がデバイス1台につき350円/月(年間契約の場合は3500円/年)、もしくは「Plus」でデバイスの台数は問わず登録住所につき1180円/月(1万1800円/年)とされている。アカウント作成とセットアップ後に勝手に課金されてしまうことはなく、まずは無料体験での利用となり、後ほど無料体験終了の通知が来たときに改めてプランを契約すればいい。

 次回からは、Cubeと接続してセットアップを進めていこう。Ringアプリにて、アカウント作成とデバイスの登録をして、AlexaにRingスキルを登録、RingスキルとAlexaを連携させるという手順になる。連携が完了すれば、ライブ映像をチェックすることができるようになる。

今回の教訓(ポイント)

Fire TVやEcho Showシリーズはネットワークカメラを連携できる
Ringシリーズは録画映像をクラウドに保存するので使いやすい

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村上 俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、ウェブ媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。